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晩年の夫婦 4KB 晩年の夫婦 「ゆっくりしていたねぇ……」 「むきゅう、ゆっくりしていたわ」 森の奥にある大木の根。 ここに二匹のゆっくりが住んでいた。 帽子はガサガサ、髪は所々が痛んでおり、美ゆっくりとは対極のまりさ。 飾りの取れた帽子、片側の髪を結んでいた紐もなくなり、歩行もしなくなったためにあんよは乾燥してひび割れたぱちゅりー。 二匹は最後の巣立ちを見送り、ゆっくりしているところだった。 「最後のまりさはずっとぱちゅりーから離れないから、もうおうちを出て行かないかと思ったよ」 「むきゅ、甘えん坊なだけよ、本気になればまりさにも劣らない立派なゆっくりになるわ」 「ゆゆっ!まりさはまだまだ現役だよ!」 「むきゅきゅ、ごめんなさいね」 ぷくーっをしながらもその目に怒りは微塵もなかった。 むしろ本当に仲の良いゆっくりのじゃれ合い。 「さて、そろそろ狩りに行って来るよ」 「むきゅ!?そんな身体じゃ無茶よ!」 ぱちゅりーの静止も虚しく、いつも通りに身支度をする。 「ぱちゅりー、おちびちゃん……もうおちびちゃんじゃないね、まりさやぱちゅりーが出て行ったからってずっとゆっくりするのは良くないよ」 「むきゅう……」 「まりさ達はもう赤ちゃんを作れないだろうけど、生きている間はゆん生を謳歌するんだよ、その為には今日のごはんさんを採りに行かないとね!」 「むきゅ、わかったわ!じゃあお弁当を持ってくるわね」 洞窟の奥から葉っぱに包まれた荷物をまりさに手渡す。 「今日のお弁当はいもむしさんと苦い野草、デザートは野苺よ」 「ゆゆっ、野苺さんはゆっくりできるね、ありがとう!いってくるね」 辛うじて跳ねはするものの、もはやぽいんぽいんと言った軽快な音はなく、空気の抜けかけたボールが跳ねるような音だった。 広場 そこにはバッタと格闘するまりさの姿があった。 「ゆふぅ、バッタさんはゆっくりしていないね」 昔はバッタなど容易に狩る事ができ、長からはバッタ絶滅保護法が施行された程の腕前だったのだが…… 「ぱちゅりーがお腹を空かせているから、バッタさんはゆっくり捕まってね!! ゆびっ!」 顔面からのナイスランディング。 まりさの腕も落ち、周囲にはまたバッタの群れがやってくる程になっていた。 「くささんにどんぐりさんしかとれなかったよ、ぱちゅりーとの約束だったのに……」 帰宅の足取りは重かった。 「むきゅ、お帰りなさい!」 「ただいま……」 帽子を反転し、ボトボトと今日の成果を降ろす。 「ごめんね、これだけしか取れなかったよ」 「むっきゅん、もうぱちゅりーもそんなに食べないし大丈夫よ!」 今にも泣き出しそうなまりさを、ぱちゅりーは優しく諭した。 備蓄はまだあるし、質こそイマイチだがまりさの採って来るごはんの量も思っていたより十分だ。 ぱちゅりーは落ち込むまりさを勇気付けるように、寄り添いあってすーやすーやを始めた。 季節は白い雨の降る冬になった。 おちびちゃんは元気にしているかな。 まりさったら、もうおちびちゃんじゃないのよ。 そうだったね、でもまりさとぱちゅりーにとってはずっとおちびちゃんだよ。 そう言われてみればそうね、むきゅきゅ。 どんぐりさんとコオロギさん、余っちゃったね。 まりさが頑張りすぎるからよ。 ぱちゅりーがもっと食べるかと思ってたよ。 むきゅ、ぱっちぇは小食よ、失礼しちゃうわ。 春になったらおちび……まりさとぱちゅりーに会いに行こうか。 そうね、あのぱちゅりーは森の賢者になれているかしら? ゆふふ、まだおうちを出てから半年も経ってないよ、でももしかすると狩りの得意なぱちゅりーになってるかも。 あらあらぱちゅりーなのに?じゃあまりさが森の賢者になっているかもしれないわね。 ゆふぅ、おはようをしたばかりなのに眠いよ…… むきゅっ、無理は良くないわ、ゆっくりおやすみなさい。 うん、ごめんねぱちゅりーだけ寂しい想いをさせて。 ううん、ぱっちぇも少し眠いの、一緒にすーやすーやしましょう。 ……ぱちゅり、そろそろすーやすーやしよう。 そうね……ねぇまりさ。 ゆん? ぱっちぇは凄く幸せだわ。 ゆふぅ、ゆっくりおはよう。 ………… ぱちゅりー? ………… いつもまりさの事をあわてんぼうって言ってたのに、最後の最後でぱちゅりーの方があわてんぼうだったね。 ………… まりさの我侭に付き合ってくれてありがとうね、ゆっくりしていってね! ………… あっ、おちびちゃんにスズムシさんの採り方を教えてないや…… ………… おちびちゃんがバッタさんばかり採ったら、また長に怒られちゃうね。 ………… ぱちゅりー、次も一緒にゆっくりしようね。 ………… ゆっくり……していって……ね…… ………… ゆっくり達にある噂が広まっていた。 ドスをも思わせる強大な体のぱちゅりー、豊富な知識と発想を持つまりさ。 この姉妹が管理する伝説のゆっくりぷれいすがあると言う。 ただそのゆっくりぷれいすは極端にバッタが少ないとか。 あとがき 作風検討のための試作品です。 空気を読めなくてごめんねー 今までの作品 おやさいやるよ 書いた人 MFYP(Most favorite yukkuri is Patchouli) おまけーね む、むきゅ……ねぇまりさ? ゆ? ぱ、ぱ、ぱっちぇをおよめさんにしてほしいの! ゆゆゆゆゆ!? ………だめかしら? ゆ!そ、そんなことないよ!まりさもぱちゅりーがだいすきだよ! むきゅ!まりさ……ありがとう! まりさはぱちゅりーのためにまいにちばったさんをいっぱい、いーっぱいとってくるよ! やくそくするよ! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「生活しているだけで何で愛で?」←本ゆんがゆっくりしていると思ってるだけで「愛で」なのだよ! 確かにイイハナシだが冷静に考えると、バッタ以外の生態系も破壊している奴等を 更に増殖させたに過ぎない、最悪の話やないか! ↓×6 サイトのタイトルの意味www -- 2018-03-20 16 48 44 イイハナシダナーと思ったら…… ばったさんにげてーww -- 2013-01-17 16 05 23 イイハナシダナー -- 2012-06-28 12 07 18 イイハナシダナー -- 2011-07-23 20 13 27 珍しくムカつかないゆっくりだったな -- 2011-03-23 01 42 35 イイハナシダナー。 本当にゆっくりした夫婦だ…。 -- 2011-01-22 14 44 12 ↓↓↓このスレはいじめSSに限らずなんでもありだし、別にこれもいじめSSではないよ。 -- 2011-01-09 03 40 34 勧善懲悪! -- 2010-10-24 10 53 53 う~む、まりさと言えども流石に年老いて 大往生しようとしているゆっくりを虐待する気にはならんな ただ甘えん坊まりさと豊富な知識と発想を持つまりさという 虐待したくなる良い素材を出したんだからこちらは虐待してほしかったな バッタに挑んで返り討ちあって短いゆん生を終えたとかさ -- 2010-09-30 06 53 54 またバッタ絶滅保護法が施行されそうだなw 良い話だけど、 これのどこがゆっくりいじめSSなんだ? -- 2010-09-26 11 27 08 普通に生活してるだけで愛でになるのかw -- 2010-09-20 21 18 54 別に愛でてないだろ -- 2010-09-20 16 07 55 愛でなら愛でって書いて欲しいな。 -- 2010-08-09 05 11 17 ダメだなぁ… これがゆっくりの話だと思っただけでこの後に続く凄惨な展開が欲しくなる… -- 2010-07-28 00 45 07 やべ!目から・・・ -- 2010-07-27 08 20 38 しかし地獄へ落ちる -- 2010-06-30 21 59 25 お疲れさん -- 2010-05-24 20 50 12 乙 ほっこりしたよ! -- 2010-04-03 17 06 28 泣けるいい話や・・・ バッタの話が適度に笑えてかなり良い -- 2010-03-03 13 48 39
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子まりさの反乱 19KB ※独自設定垂れ流し。 ※いろいろな方達の SS、絵よりインスパイアされてます。 ※インスパイアっつーか既に××が通った道だよ!な感じです。 ※今までは間接虐待ばかりだったので、今回こそ直接虐待します。 子まりさの反乱 必殺引篭り人 「おじさん!さっさとまりさたちをここからだしてね!」 「「「じじい!おかーしゃんのいうこちょをきけぇ!」」」 前略、テンプレどおりのおうち宣言がありました。 親子、全部まりさ種です。 こちらもテンプレどおり、有無を言わさず捕獲、透明の箱に入れて 虐待部屋にご案内しました。 これから起こる事もわからず、まりさたちはわめいています。 今日も、軽妙なリズムにのせて、悲鳴と言う名の素敵なレクイエムを 奏でて逝きたいとおもいまっす。 「はーい、静粛に静粛に~。」 「なにいってるの?まりさたちをはやくここからだしてね!あとあまあまもよういしてね!」 「「「あまあまだしちぇね!」」」 「えー、これからまりさたちを虐待しまーす!」 「なにをいってるの?」 それはさっき聞いたよ。もっと違う返答が欲しいな。 「ここにカードがあります。カードには、針の種類と深さが書いてあります。 これを引いていって…。」 「おじさんばかなの?まりさたちはおなかがすいてるんだからね! はやくあまあまをいっぱいよういしてね!」 「まりしゃはおにゃかがしゅいてるよ!」 「じじい!はやきゅあまあまよういしちぇね!」 「ばきゃなの?ちぬの?」 人の話を聞けよー。 「うーん、仕方ないなー。じゃ、あんよ焼きから行くか。」 ちょうどおやつにホットケーキを焼こうかとホットプレート、用意しておいたんだ。 ちょっとご都合主義だけど。っていうか虐待部屋にホットプレートって 常備だよね?カセットコンロ派も居るけどさ。 まりさ親子は何が起こるのかわかっておらず、ずっとわめき続けている。 しばらくすると、良いころあいにプレートが温まってまいりましたー。 「じゃ、親まりさからいくよー!ちびども、よくみててね!」 親まりさをつかむ。 「おじさん!まりさをはなしてね!おちびちゃんのところにもどしてね!」 「ゆゆっ!おじしゃん、ちゅぎはまりしゃだよ!」 「まりしゃも!まりしゃもたきゃいたきゃいしちゃいよ!」 親の危機だというのにのんきだな。ま、そこがまた加虐心をくすぐるんだけどねー。 じゅーっ!良い音だなー。 「ゆんぎゅわあああ!あんよ!まりさのあんよがー!」 一瞬、子まりさ達は親に何があったのか分からなかったようだ。 親の悲鳴にぽかんとした顔で呆けている。しかし目の前の光景を餡子脳が処理しきると、 一気にそれがシャウトに変わる。 「ゆんやぁぁぁ!?」 「ゆっくち、ゆっくちできにゃいー!?」 「おかーしゃーん!まりしゃのおかーしゃん!」 「はいはい~。元気いいね!次は君達だから、心の準備、お願いねー!」 ホットプレートに親まりさを押し付けつつ子まりさに声をかける。 両手の中でぐにぐにと体を捩じらせ、なんとか逃げ出そうとする親まりさ。 ま、上から押し付けてるんで横に逃げようとしても無駄なんだけどね。 「はーい、上手に焼けましたー!」 「ゆぐっ、ゆげぇぇ…。」 親まりさは満身創痍。 「ダメだよー、これぐらいでビビってちゃ。これ以上の苦しみが待ってるんだからさー。」 「ゆわーん!こっちこにゃいでー!」 「まりしゃはおいしくないよー!」 「ちにたくにゃいー!」 「いや、食べないから。あんよ焼くだけだよー。」 「「「ゆんやぁぁー!?」」」 順番に子まりさのあんよを丁寧に焼いていく。 「はいー!みんな上手に焼けましたー!これで話、聴く気になったでしょ?」 「ききますっ!ききますからこれいじょうひどいことしないでね、しないでね!?」 親まりさはずいぶん素直になった。子まりさ達はえぐえぐと泣いている。 「まあまあ泣かないで。歩けなくなったわけじゃないから。数日もすれば直るよ。」 動けないように焼いただけで、ちゃんとエサを食べれば直る程度に焼いてある。 ガスコンロではこんな絶妙な焼き加減は難しい。さすがホットプレート、初心者でも 安心して手加減したあんよ焼きができるのがうれしいね! 「じゃあゲームの内容を説明しまーす。といっても簡単。このカードを一枚ずつ 引いてもらいます。で、カードに書かれた内容をやってもらいます。 最後まで引き終わったら、ちゃんと生きて返してあげるよ!」 「ゆ、ゆっくり…、りかいしたよ…。」 「「「ゆーん!りかいしちゃよ!」」」 「はい、とってもいいお返事ですね!ちなみにカードは針カードと特殊カードの2つです。 針カードが一番多いよ。」 「はりかーど?」 「そう。針の種類と深さが書いてあって、そのとおりに体に刺してもらいます。」 「「「ゆんやぁぁぁ!?はりしゃんはゆっくちできにゃいー!!」」」 親まりさはよりリアルに想像できるのか、ぶるぶる震えている。 「特殊カードはいろいろな効果があるので、そのつど説明します。 じゃ、ゲーム開始だよー!みんな、がんばってねー!」 では一枚目をめくるか。ひらりっと。 「あ、マチ針、1cm か。じゃ、誰に刺すか決めてねー。」 「ゆゆゆっ!?」 「まりしゃいやだよー!」 「はりしゃんはいちゃいいちゃいだよ!」 「こっちこにゃいでー!」 「うーん、これじゃどうしようもないなー。じゃ、全員に刺すか。」 「ゆっ!まっておにいさん!」 「お、それじゃ親まりさに決めてもらおうか。」 「ゆー…。」 さすがに決められないか。母性が強いと自分が、と言いかねないんだが、このまりさは 自己犠牲まではとどかないようだ。でも追い詰められたらやるかもしれないので、 ちょっと背中を押してやる。 「ちなみに親が針を全部引き受けたら、生きて帰ってもきっとエサが取れないよなー。 親の体にちょっとでも障害が出たら大変だよなー。結局、一家ともども餓死かもね!」 リアルに想像してる!親まりさが変な汁をだくだく流す。 「子まりさに平等に刺す、ってのもあるけど、子供が全部障害持ちになると 成長してもエサを採り続けなくちゃいけないから、すごく大変だよな。 動けない家族を3匹もかかえたら、やっぱり一家崩壊だよねー。」 目がきょろきょろしている。追い詰められてきたな。 「でも1匹に集中すれば、そいつさえ世話すればいいんだからだいぶ楽だろうなー。 残りの2匹と狩りをすれば十分エサが取れるだろうしね。 そうなると、できるだけ成長している2匹を残すのがセオリーかなー。」 「ゆっ!きめたよ!このおちびちゃんにはりさんをさしてね!」 「ゆぅぅぅぅー!?なんぢぇー!?なんぢぇまりしゃなの!?」 誘導成功。単純餡子脳だな。 親まりさが決めたのは、一番末の子まりさだろう。 もっとも成長の遅いコイツに集中することで、なんとか一家全員生き延びようというのだ。 「はーい、それじゃまりさちゃん!針をプスプスしましょうねー!」 「ゆんやぁぁぁぁ!?ぷしゅぷしゅしゃんしにゃいでー!!」 子まりさを引っつかむと帽子を外し、重しのついた皮ベルトで縛り付ける。 親子に良く見えるよう、重しを壁に掛けて準備完了。皮ベルトが子まりさの体に 食い込んで、自分の重さでかなりの下膨れ、なすび型になっている。 「では刺しまーす!ぷっすりー。」 マチ針を茄子のように変形したお腹に刺す。もちもちのお肌に穴が開き、中に詰まった 餡子にぶすりと入っていった。 あまりの痛さにしーしーを垂れ流している。 「ぎゅぴぃぃぃぃ!」 その悲鳴に残りの子まりさはびくりと体を震わせ、親まりさは涙をだくだく流している。 「や、やめちぇぇぇー!まりしゃの、まりしゃのあんこしゃんにはりしゃん いりぇにゃいでー!!」 恐怖の台詞を聞いて残りの子まりさ達はおそろしーしーまでしている。 「おいおい、まだ1本だよー?これからガンガン刺されるんだから、ゆっくり慣れてね! さてさて、次は何かなー?」 ひらりっと。 「お、マチ針、1cm、あんよ、だってさ。よかったねー。」 「ゆぴぃ…、ゆぴぃ…。」 痛みで返事できないらしい。 「じゃ、次はどうする?誰に刺す?」 親まりさに聞く。ま、答えは決まってるけどね。 「そ、そのおちびちゃんにもういっかいさしてね…。」 「な、なんぢぇー!?おかーしゃんたしゅけて!まりしゃをたしゅけて!!」 重しにくくり付けられた子まりさが叫ぶ。 「わかってね、おちびちゃん。かぞくをまもるためだよ。おちびちゃんが ぎせいになれば、みんなたすかるんだよ…。ゆっくりりかいしてね。」 「りかい、りかいできにゃいーー!!まりしゃはいいこだよ!なんぢぇたしゅけて くりぇないの!?おねえちゃん!たしゅけて! まりしゃしんぢゃう!しにたくにゃいよー!?」 残りの子まりさは目を合わせないように下を向いたり、後ろを向いたりしている。 さすがに自分がその立場になるのは怖いんだろうな。 「はいはい~。美しいドラマはこの辺にして、さっそくあんよに刺しますよー。」 「ゆんやぁぁぁ!?」 「じゃあさっきの針は抜きますねー。すっぽーん。」 マチ針を抜いてやる。針を持った瞬間はビクッとしたが、さすがに抜かれれば 多少は痛みも和らぐらしく力が入っていたお腹もだらん、と弛緩した。 しかし次の痛みに、すぐにお腹をぶるぶるとふるわせた。 「ぷっすりー。」 あんよにマチ針が刺さっていく。さっき焼いたばかりだから、痛みがまぎれるとは 思うけど。 「ゆ、ゆぴぃぃぃぃ…。」 餡子が垂れ下がってより下膨れになったお腹がぶるんぶるんとゆれた。 「さてさてー、お次はっと…。あ!」 俺の大声に大きく跳ね上がる子まりさのお腹。 「きちゃった!きちゃったよ!マチ針、頭、5cmだって! これは、中枢餡貫いちゃうね!」 「!?!?!?!?!?」 もう声にならないらしい。子まりさの震えは震度8にも達しそうだ。 「はーい、それじゃ執行しまーす!あんよ抜きますよー、すっぽーん。 では頭、入りま~す♪ぷっすりー。」 「い、いぢゃいぃぃぃ…。はいってこにゃいでー!まりしゃのたいしぇつな あんこしゃんにはいってこにゃいでぇぇぇ!?」 「ずぶずぶっと。あー、わかるかな?このあたりが中枢餡の縁だよー。」 「ゆ゛っ!?」 にごった声がする。さすがに自分の体内のことだ、よくわかるのだろう。 自分の中の大切な大切な、それこそ命そのものに凶器が当てられる恐怖。 「ゆう…、おちびちゃん…。ごめんね、ごめんね…。」 うわごとのように親まりさが繰り返す。そんな言葉で許されると思ったら 大間違いなんだけどね。 「は~い、それじゃ、未知の世界に1名様ごあんな~い♪ずっぽしー。」 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!?ぱ、ぱぴぷぺぽー!ぱぴぷぺぽー!ゆんゆあん~♪」 いきなり歌いだした。ちょっとおもろいところに入っちゃったらしい。 「あー、ちょっとまずいかなー。ま、いっか。次いってみよー。 お、よかったねー。ふとん針、2cm、あんよ、だってさ!」 手際よく頭からマチ針を抜いてやる。細針だから抜いてやればアッチの世界から 戻ってこれるだろう。もしかしたら少しお土産をもってきちゃってるかも しれないけど(笑)。 「ゆぴぃっ!ま、まりっしゃの、たたたいしぇつーな、いのちのあんこしゃん、 いののちのあんんんこしゃーんに、ぷしゅぷしゅしゃーんがぁぁ!」 あ、結構お土産持ってきちゃってますねー♪でもなんか楽しそー。 「はーい、それじゃふとん針、いっきま~す♪太いから痛いぞ~。ぷっすりー。」 「ゆびぃっ!ゆびぃ!」 びくんびくん跳ね上がるお腹。ちょっとキモいな。 「さてさて、次ー。あ、またきちゃった!」 びくんっ! 「頭、マチ針、3cm。これは中枢餡かすっちゃうね!」 「…ゆ゛んや゛ぁぁぁぁ!!もういやぢゃあああ!ちんぢゃう!まりじゃぢんぢゃう! たじゅげでぇぇぇ!まじじゃおうぢがえるぅぅ!!」 それを聞いて顔を背ける家族。なんてカワイソーなんだー(棒読み)。 「すっぽーん、と。では先ほどとは別の世界に強制ご案内~♪今度はジェットコースター 並みに一気にいきますよー!ずっぽしー。」 「ゆらああかむにくえぇぇぷろぽろあるるにゅー。」 未知の言語をしゃべりだした。チャネリングまりさとして売れないだろうか。 刺さったマチ針を触るたび、違った言語が楽しめます。ラジオのチューニングあわせる 感覚? 「〇+=~|()あぷぷ^−−。」 もう言葉に聞こえない。良い感じにトリップしていただけたようで、 光栄の至りにごじゃりましゅる~。 「さ~て、次回のカードさんはっ!あれっ!?きたねー、ついにきたねー…。」 子まりさから針を抜き、重しから外して別の透明の箱へ。 用意しておいたオレンジジュースをかけてしばらく置いてやる。 「さて、目を覚ます前にご家族には大変申し上げにくいことを、 サラリと述べさせていただきます…。」 家族への死刑宣告にも似た内容を、今日の晩御飯くらいの軽さで告げた。 もちろん親まりさは口から餡子の泡を吹き、子まりさ2匹は失神だ。 もうちょっと重いカンジで言ったほうがよかったのかなー(また棒読み)。 「ゆっ!ゆっくちしちぇいっちぇねぇねぇんん!」 オレンジジュースをかけたかいがあったようだ。語尾のあたり、 すこーし新天地からのお土産が残ってるけど、ほぼ回復したらしい。 子まりさに、ついに特殊カードの内容を話すときがきた! 「おいちび、次のカードは『革命』だ。」 「…ゆっ?にゃにしょれ?」 「お前達の中で、一番つらい思いをした奴、つまりちび、おまえだな。 そいつが今度から誰に針を刺すか決めるんだ。」 「…!まりしゃが、きめちぇいいの!?」 「そうだぞ。誰でもいいぞー。」 さあ、クライマックスに近づいてまいりましたー♪ 「では次のカード!マチ針、お腹、突き抜けるまで。…こんなん出ましたけどー? で、どうするちび。誰に刺す。」 「…おかーしゃんだよ…。まりしゃをたしゅけなかったおかーしゃんにしゃしちぇね!」 「ゆゆゆー!!??」 「まりしゃをたしゅけなかったげしゅおやはちんでね!ちんでつぐにゃってね!」 「おかあさんは、おかあさんはかぞくのことをかんがえたんだよぉぉ! おちびちゃんはおかあさんの子でしょ!ゆっくりりかいしてね!」 まあ今まで助けなかったのに、自分の番になったら助けてくれ、とか 都合のいいことが通るわけがない。 「りかいしにゃいよ!おにいしゃん、しゃっしゃとぷしゅぷしゅしゃん しちゃってね!」 「あいよー。ちびのご所望じゃしかたないなー。じゃあ親まりさご招待~。」 「まりしゃ、やめちぇね!おかーしゃーん!」 「にゃんで!?おかーしゃん、わりゅいことしちぇないよ!」 残された子まりさ2匹が親まりさを擁護する。が、当然ちびは認めない。 「うるしゃいよ!しゃからうなら、おみゃえたちきゃらぷしゅぷしゅしゃん しちぇもらうよ!?」 「「ゆうううう!?っゆ、ゆわーん!」」 すでに姉という意識は持っていないようだ。お前呼ばわりされた2匹は ちびのあまりの剣幕に泣き出してしまう。 それ以降、ちびから離れて箱の隅でぶるぶる震えていた。 「ではー、いっちゃいますよー、ぷっすりー。」 「ゆんっ!い、いだいっ!いだいよー!」 「ばーきゃ!ばーきゃ!まりしゃはもっちょいちゃかっちゃよ!」 「まだだ!まだ終わらんよ!突き抜けろ、俺のマチ針!ぶっすりー。」 壁に掛けられた重しに縛り付けられ、逃げられない親まりさのお腹に針を刺していく。 あー、長さ足らないかも…。 「ここまでかー。突き抜けなかったけど、しゃーないかー。 じゃ、つぎ。ぴらっと。おー、ちょっと早いけど、親まりさにもついに 不幸の天使が舞い降りてきてくれたよ! 頭、ふとん針、10cmだって!」 「ゆっ、ゆー…?」 餡子が理解を拒否しているらしい。マジで何のことかわからないって顔してるよ。 「つまりー、親まりさのマッズーい餡子脳でもわかるようにいうと、 とっても素敵な別世界がお待ちしてマース、って大口開けてるんだよ! ゆっくり理解してね!」 「ゆっ、ゆー?……?…、ゆんやぁぁぁ!まりさは、まりさはいきたくないよ! たいせつないのちのあんこさんなんだよ!」 「行ってみると意外と楽しくて、帰ってきたくないってお客様も多いんですよー? 子まりさもいってきたことだし、ここは一発親まりさの度胸試しってことで! 子供達にカッコいいとこ、見せたいじゃあーりませんかぁ?」 「みせたくないよ!まりさはまりさのままでいたいよ! もうやだ!おうちかえる!!」 お得意のリアルな想像で我慢の限界に来たのか帰るコール入りましたー。 「にゃにいっちぇるの!?まりしゃは2きゃいもぷしゅぷしゅしゃん しゃれたんだよ!?にゃしゃけにゃいおやだねー!はじゅかちいねー! このくじゅ!げしゅ!ちゃっちゃとちねぇ!」 それにしてもこの子まりさ、ノリノリである。 「そういえばさっきおうち宣言してたよね?ここがおうちでしょ? こんな特殊なプレイをするお部屋まであるなんて、すっごい都会派な おうちだよねー!」 「ち、ちがうよ!ここはまりさのおうちじゃないよ!」 親まりさも刺されまいと必死だ。 「じゃあさっきのおうち宣言はなんだったのかなー?」 「ゆ、ゆうう…。あれはうそだよ…。ここはおにいさんのおうちだよ…。」 あっさり認めやがった。でも逃げられないよ。 「ウソをついた親まりさにはしっかりお仕置きしないとね!」 「おにいしゃん!うしょつきのおかーしゃんをせーしゃいしちぇね!」 「ゆうう!?う、うそなんてついてないよ、ここはまりさのおうちだよ!」 どこまでも必死、…無様ッ! 「じゃあこんな虐待部屋があるなんて、虐待されたいマゾまりさなんだね! 針をさされたいんだよね!あー、安心した! …ま、ここが誰のおうちかなんてどーでもいーんですけどねー。 お、そうだ!これからまりさが旅立つ新世界におうちがあればモーマンタイだよね! じゃあ早速なんだけど、新世界に逝って確かめてきてね! コッチに戻りたくなかったら、そのまま逝っちゃってもいいからね! まりさ、いっきまーす!ぷっすりー。」 「やっちゃえ、おにーしゃん!」 「ゆっぐゆぐゆぎゅうううう!?」 「まだ届いてませんからぁー、そんなぁー、悲劇のヒロインみたいなぁー、 声ぇー、ださないでくれますかぁ?」 わざとウザくしゃべってみる。 「いやぢゃいやぢゃいやぢゃぁぁぁ!?ばでぃざの、ばでぃざのあんごじゃんっ! いのぢのあんごじゃんにざざないでぇぇぇ!!」 「あ、そろそろですか?では、新たな世界の扉、おーぷんっ!ずっぽしー。」 「………、ゆ゛っ?」 …反応ナシ? 「ゆーぱぱぱらっぽっ、ぱぱぱらっぽ、ゆーぱぱぱらっぽ♪」 また歌か。ってスキャットっぽい。スキャットマンまりさとして 全米デビューしちゃったりして。ヒットチャート駆け上れ! 「あー、その歌は版権的に NG なんで…。ちょっとチューニングしますねー。 針をぐにぐにっと。」 「ゆっ、ゆっ、ゆりふのだいばくしょー。」 「ずいぶん古いことしってますね、なかなか博学でよろしぃー。 もうちょっとチューニングするとどうなるんだろう…。ぐにぐに。」 「ゆぁぃんゆぁいん、ゆるぐるぷるぷりー。」 「…あー、旧支配者とか呼ばないでねー。もう十分ナマモノは足りてますんで。 ま、ニャルってる人とかよんで、ゆっくり達といっしょに這い寄って貰えると あたらしい分野がひらけるかも。コメディ・ホラーとかいっちゃったりして。」 目がロンパリだよ。っつーか右目は上下に、左目が左右に動いてる。器用だなー。 ゆっくりのスゴい能力発見!ってとこ? 「では次のカードを…。っと、また特殊カードか。『累積』だってさ。」 「りゅいしぇき?」 「今までは次の針を刺す時、前のやつを抜いてただろ?今度から抜かなくなるのさ。 針がいっぱいぷすぷすされていくってわけ。」 「ゆー!しょれはしゅごいよ!はやくげしゅおやにぷしゅぷしゅしゃん、いっぱい しゃしちぇね!」 「えーと、これからの針、全部親まりさに刺すんだな?」 「しょうだよ!じぇんぶしゃしちぇね!」 「だとさ。お前達の妹、すごいサディストだよなー。」 隅でないている子まりさ2匹に話しかける。もう返答もない。 「じゃ、一気にいきますか!どれどれ…。残り5枚とも、頭関連だな。」 頭、両こめかみ、額、後ろ頭、ときたか。ヘルレイザーみたくなっちゃいそうだな。 「じゃ、ピンヘッドまりさにクラスチェンジだ!ぷっすりー×5。」 「ゆ゛ゆ゛ー!!!」 ひときわ大きな声で親まりさが叫ぶ。…死んだか? 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ。」 よかった。まだゆん生最後のカウントダウンだった。 「おーし、これで終了っと!お前達、生きて帰れるぞー。」 「げしゅおや!まりしゃがどりぇだけいちゃかっちゃかわかっちゃ!?」 「ゆっ、ゆーん…。もうおわり?」 「おうち、かえれるの?」 親まりさから針を抜きつつ答えてやる。 「ああ帰れるぞ。ちょっと親まりさの処置をするからまってろ。」 オレンジジュースを親まりさに掛けてやる。まあこれで死なないだろう。 箱にいれたまりさ親子を近くの空き地にぽいぽいっと捨てる。 「じゃあな、がんばって生きろよ。あともう人間の家に入るなよ。」 「ゆーん、わかっちゃよ…。」 「まあこれからはお前達でエサ採らないといけないから大変だろうな。」 その言葉をよく理解できなかったらしい。子まりさたちは体を斜めに傾けて 疑問を表現している。 「にゃにいっちぇるの、にんげんしゃん?おかあしゃんいるきゃらだいじょぶだよ?」 「おいおい、よく見ろよ。」 親まりさを指差す。そこには、ケタケタと笑ってばかりの親まりさがいた。 「ゆきっ、ゆぎきっ、けけけけっ!?ゆ、まりっしゃ!まりっしゃ!」 「…おかあしゃん?」 「どうしちゃの!?」 「子まりさがほら、親にいっぱい針を刺せ!って言ってたろ?結局治らなかった んだよ。親まりさはどこか俺達の知らない世界に旅立ったまま、戻って来れない わけ。この子まりさがあんまりにも針を刺すせいでな。」 「…ゆ、ゆわぁぁぁ!?」 「お、おかあしゃん!おかあしゃん!!」 「まりしゃの、まりしゃのしぇいぢゃー!おかあしゃん、ごはんしゃんとっちぇこれにゃい んだよ!」 「ごはんさん、どうしゅるのー!まりしゃのしぇいだよ!!」 「うるしゃいよ!まりしゃをたしゅけないげしゅおねえしゃんはだまっちぇね! だまりゃないと、おにいしゃんにぷしゅぷしゅしちぇもらうよ!」 「「ゆゆゆぅ!?」」 あー、まだその言葉には反応するんだな。 「いや、安心しろ。お前達はもう自由だ。俺はもう何もしないよ。針も刺さない。 あとはお前達家族で話し合うなり、殺しあうなりしてくれ。」 「ゆぅぅ!?おにいしゃん、げしゅをしぇいしゃいしちぇくりぇるんじゃにゃいの!?」 「もうやらないよ。だから安心して姉妹喧嘩してくれたまえ。じゃあなー!」 俺は空き地を後にする。後ろから「しね」だの「せいさい」だの剣呑な言葉が聞こえてくる。 彼方の世界に旅立ってしまった親をかかえ、子まりさ達はこれからどうやって生きていく のだろう。しかも親は末っ子まりさのせいである。姉妹でバトルロワイヤルは必死。 などという心配は一切していなかった。俺は心地よい姉妹の罵り合いの響きに包まれ、 次の虐待構想を練りながら家路に着いた。 …あれ、なんで俺こんな短編書いてるんだろう。虐待鬼意山の口調がなんか変だし。 軽快な虐待を目標にしてみたものの、出来上がったのはお笑いを狙ったら 内輪ネタとかマニアックネタ満載になっちゃった、という良くある中二病的 駄文だし。 それにしても直接虐待は難しいですね。やはり『愚かさゆえに自分からドツボに はまっていく』さまを存分に楽しむ、間接虐待が性に合っているようです。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 末っ子まりしゃの断末魔までは書いてくれないとゆっくりできないよ! 妄想で補完しときますね… -- 2013-06-04 22 33 15 素直に楽しめたなこれは -- 2012-12-19 14 52 11 ゆーぱぱぱらっぽっ、ぱぱぱらっぽ、ゆーぱぱぱらっぽ♪www -- 2012-10-07 12 25 47 2828と -- 2012-07-08 11 18 19 AV見た直後だったのだろう -- 2011-01-06 00 53 08 >男優がうるさいAV見てるようで お前その例えが使いたかっただけだろw -- 2010-11-09 23 20 46 「ゆぅぅ!?おにいしゃん、げしゅをしぇいしゃいしちぇくりぇるんじゃにゃいの!?」 何をどうやったらそんな思考に行き着くんだw -- 2010-10-06 17 21 38 いいんだけど、ちょっと口調がキモくて… 男優がうるさいAV見てるようでゆっくりできなかった -- 2010-09-23 07 20 38 カイジでやったら背筋が凍りそうなゲームなのにゆっくりだと楽しんで見れる -- 2010-08-08 00 11 33 多芸だなw親まりさw 腹痛いwスキャットwwドリフw -- 2010-07-17 01 22 01 おもしろし -- 2010-07-17 00 31 22 この話しの後日談とかないの? -- 2010-07-11 05 44 12 うん。クソゲスはみんな苦しめばいいよ -- 2010-06-20 01 45 52 これはいい -- 2010-04-23 14 02 50
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もうわからない 8KB もうわからない ※駄文注意 ゆっくりできない。 あんなにゆっくりできたのに。 今では全然ゆっくりできない。 それでもじっとしてたらゆっくりできない。 ぼくはゆっくりするために、 準備を整え森に向かった。 草を食んでるれいむを見つけた。 僕に気付かずむしゃむしゃ食べてる。 決して甘くはないだろう。 食べても味はそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 食べるのやめて大きな挨拶。 元気はなかなか良さそうだ。 「ごはんたべてるからじゃましないでね!れいむおこるよ!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「れいむは何でゆっくりできる?」 「ごはんをたべたらゆっくりできるよ!」 そうか、食事はゆっくりできるのか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は甘いお菓子。 甘い匂いに輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 嬉しそうに頬張るれいむ。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん食べてどんどん膨らむれいむ。 いきなりぴたりと食べなくなった。 「どうしてご飯を食べないの?」 「れいむはお腹一杯だよ!あまあまはいらないよ!」 「駄目だよれいむ、話が違う。食事はゆっくりできるでしょ?」 地面のお菓子をかき集め、 転がるれいむの口をこじ開けお菓子を突っ込む。 「ゆばばばば!!」 舌で中から押し返される。 押し返されたら押し返す。 足で無理やり押し戻す。 膨らみ続ける体に亀裂。 目玉は半分飛び出してる。 皮に餡子が滲み出ている。 最後にぐいっと押し込むと、 とうとう切れて破裂した。 詰まった餡子が辺りに飛び出す。 消化しきれなかったお菓子もあった。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 れいむは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 交尾をしているまりさを見つけた。 僕に気付かずぱんぱんしてる。 相手は妥協したのだろう。 交尾しててもそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 交尾はやめずに大きな挨拶。 交尾してても返すんだ。 「すっきりするからじゃまするなだぜ!じゃまをするならころすのぜ!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「まりさは何でゆっくりできる?」 「すっきりできたらゆっくりできるぜ!」 そうか、交尾はゆっくりできるのか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は美ゆっくり。 綺麗な相手に輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「ゆっふん、ゆっふん、きもちいー!」 嬉しそうに腰振るまりさ。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん相手を変えてどんどん実る子供達。 いきなりぴたりと交尾をやめた。 「どうして交尾を続けないの?」 「まりさは十分すっきりしたのぜ!すっきりーはいらないんだぜ!」 「駄目だよまりさ、話が違う。交尾はゆっくりできるでしょ?」 地面のゆっくりをかき集め、 転がるまりさのぺにぺにを引っ張りまむまむめがけて突っ込んだ。 「ゆびびびび!!」 体を振って手から逃れる。 逃げられたら連れ戻す。 体を振って発情させる。 疲れた体で交尾を続ける。 絶頂を迎える度に体が縮む。 萎み続ける体で腰を振る。 限界超えても止められない。 最後にどぴゅっと相手に飛ばすと、 とうとう萎んで倒れ伏した。 体が黒く変色していく。 相手も頭の茎ごと黒ずんでる。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 まりさは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつもゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 川面を見ているありすを見つけた。 僕に気付かずくねくねしてる。 自分の美貌が微妙なのだろう。 ポーズを決めてもそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 川面に向かって大きな挨拶。 こっちを向いて挨拶してよ。 「おけしょうするからじゃまをしないで!いなかものはわかってね!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「ありすは何でゆっくりできる?」 「かわいくなったらゆっくりできるわ!」 そうか、化粧はゆっくりできるのか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は白い小麦粉。 お化粧道具に輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「ばっふん、ばっふん、とかいはよー!」 嬉しそうに化粧?をするありす。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん顔を擦り付けどんどん白くなるありす。 いきなりぴたりと化粧をやめた。 「どうして化粧を続けないの?」 「ありすはとっても可愛くなったわ!化粧はいらないよ!」 「駄目だよありす、話が違う。化粧はゆっくりできるでしょ?」 地面の小麦粉をかき集め、 転がるありすの目の前に山を作って突っ込んだ。 「ゆぶぶぶぶ!!」 暴れて山を崩しだす。 崩されたら建て直す。 上から小麦粉を振りかける。 かさかさの体で転げまわる。 小麦粉が口に入る。 入ったそばから水分を吸い取る。 最後の水分無くなって、 とうとう乾燥して動かなくなった。 ミイラみたいに痩せ細っ体。 触ったそばから崩れ落ちる。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 ありすは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつでもゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 チラシを読んでるぱちゅりーを見つけた。 僕に気付かず一匹で喋ってる。 漢字が難しいのが微妙なのだろう。 頷いてはいてもそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 こっちを向いて大きな挨拶。 だけどげほげほむせてしまった。 「どくしょするからじゃまをしないで!ばかとはあたまがちがうのよ!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「ぱちゅりーは何でゆっくりできる?」 「ほんがよめたらゆっくりできるわ!」 そうか、読書でゆっくりできるか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は広告チラシ。 広告チラシに輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「むっきゅん、むっきゅん、きょうみぶかいわー!」 嬉しそうに読書をするぱちゅりー。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん取ってどんどん読むぱちゅりー。 いきなりぴたりと読書をやめた。 「どうして読書をやめちゃうの?」 「ありすはとっても賢くなったわ!魔導書はいらないよ!」 「駄目だよぱちゅりー、話が違う。読書はゆっくりできるでしょ?」 地面のチラシをかき集め、 転がるぱちゅりーにチラシを見せつけ飛ばして読んだ漢字について突っ込んだ。 「ゆべべべべ!!」 頭がショートし目を逸らすぱちゅりー。 逸らされたら無理やり戻す。 逸らした先にチラシを先回り。 あっちを向いたらあっちに向ける。 こっちを向いたらこっちに向ける。 ぐるぐるその場で逃げ惑う。 最後にうえっと嗚咽を漏らして、 とうとう吐いて動かなくなった。 口からクリームが止まらない。 焦点の定まらない目が虚ろに彷徨う。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 ぱちゅりーは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつでさえゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 それから沢山ゆっくりを見つけた。 僕は全部に話しかける。 それでも全部が微妙なんだ。 虐待してもそれなりーな顔だろう。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 相手を見据えて大きな挨拶。 元気はなかなか良いんだけどね。 「殺すから覚悟をしてね!逃げても無駄だよ!」 ダッシュで逃げられご機嫌斜め。 歩いて距離を詰め直す。 「ゆぎゃあ!!こっちにこないでねぇ!?」 「ゆっくりを殺せばゆっくりできるよ!」 そうだ、ゆっくり殺しはゆっくりできる。 殺すために、袋を漁る。 取り出す物はごついハンマー。 ごついハンマーに輝く目。 ゆっくりに投げたらぶつかった。 「よっしゃ、うっしゃ、当たったぜー!」 嬉しそうにポーズを決める僕。 どんどん相手に放り投げる。 どんどん投げてどんどんへこむゆっくり。 いきなりぴたりと投げるのをやめる。 「ゆ、やべでぐれるの・・・?」 「なんだか飽きちゃった・・・お前は殺すよ・・・」 「やべてねぇぇぇ!!おにいざん!!ゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!」 地面のハンマーをかき集め、 涙を流すゆっくりに集めたハンマーを突っ込んだ。 「ゆぼぼぼぼ!!」 下敷きになって潰れたゆっくり。 潰れたゆっくりを見て溜息が出る。 かつての虐殺を振り返る。 暴行、火焼き、水攻め、言葉攻め、 その他試したあの頃が一番楽しかった。 いつからだろう、普通のやり方じゃゆっくりできなくなったのは。 前はあんなにゆっくりできたのに。 デジャブがゆっくりの邪魔をする。 とぼとぼ切り株まで歩いて、 腰を下ろすと再びはぁーっと溜息を漏らす。 「もっとゆっくりしたかった・・・」 僕は呟き立ち上がる。 駄目だ、やっぱりゆっくりできない。 次を諦め森を出た。 あとがき どう見て(ry もっとゆっくりを殺してすっきりしたいのにネタが出ない自分の独白です。 ストーリーが思いつく人は本当に凄いと思う。 最後までお付き合い下さりありがとうございました。 前作 ふたば系ゆっくりいじめ 140 おまえはなにもわかっちゃいない ふたば系ゆっくりいじめ 143 おまえはなにもわかっちゃくれない ふたば系ゆっくりいじめ 144 ぼくはぼくをわかっちゃいない ふたば系ゆっくりいじめ 175 やめられない虐殺 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 有り余るほどの美ゆっくりをどうやって準備したwww!? (っていうか、美ゆっくりの基準は人間じゃ判らなくね?) -- 2018-03-15 17 47 56 どんな好きな事(=ゆっくりできる事)も、そのうち飽きる。 芋粥ってオチなんだろ。 -- 2014-04-11 12 17 24 交尾の途中で声かけたのにワロタw -- 2012-07-19 08 04 38 ゆっくりじゃ満足できなくなったってこと?隔離した方がいいんじゃ・・・ -- 2011-09-26 08 01 08 ぱちゅりーのくせに「ありすはとっても賢くなったわ!魔導書はいらないよ!」って言ってて吹いたw -- 2010-12-25 22 04 11 鬱になる -- 2010-12-13 00 46 38 リズム感があって引き込まれました。 どうしたらこういう文章が書けるんだろう・・・ -- 2010-06-14 19 09 53 ↑鬼意山の最後の台詞を見ろよ… -- 2010-04-30 18 14 00 論破系は好きだけど、このお兄さんはただの馬鹿じゃね? 「ゆっくりするならずっとし続けろ」としたくせに最後自分は虐待はゆっくりできるけどずっと続けられない☆というのはゆっくりと一緒・・・ -- 2010-02-25 16 29 12
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消されたシアワセ 9KB (消滅)SSの元ネタ絵:銀バッチ(笑)まりさのイラスト (消滅)不感症なまりさ (消滅)水の上で飼ってみた (消滅)まりさが何かにレイプされた話 ふたば系ゆっくりいじめ 28 床下のお家 ふたば系ゆっくりいじめ 51 寄生との結婚と巣作りと ふたば系ゆっくりいじめ 57 ドスになった飼まりさの不幸 ふたば系ゆっくりいじめ 100 ゆっくり自由空館 ふたば系ゆっくりいじめ 118 泣きゆっくりとまりさつむりを一緒に飼うことになった 句読点の位置がおかしいのは仕様です まりさは見ていた、涙で曇る視界に群の仲間と家族の惨状を まりさは聞いていた、ゆっくりできない友達の声と家族の断末魔を まりさは誓った、人間に復讐すると 数十分前 まりさは、兄弟と群の友達とかくれんぼをしていた 今日の鬼役は、群の子ともの中の最年長である、ありすおねーちゃんだ この群では、狩りに連れて行ってもらえる寸前であるゆっくりが、子供達のリーダーを任せられる つまり、子供のリーダーになったら狩りに連れってもらえるまで後少し リーダーになったありすは、大人の仲間入りできる喜びとに心をウキウキさせていた そんなリーダーありすを、子供達は褒め称える 「ありしゅおねーちゃんは、もうしゅこちで、おちょなに、にゃるんだね!」 「まりさも、早くありすお姉ちゃんみたいな、奇麗で強い大人になりたいよ」 リーダーになることによって、大人の責任感と子供達の見本になる大人になることを意識させる それがこのシステムの狙いだった まりさは必死に隠れた 『かくれんぼが上手ね、すごいわまりさ!』 そう、ありすおねーちゃんに褒めてもらう為に しかし現実は全く逆方向、まりさは一番に見つかってしまう 「まりさちゃん見つけたわ!」 「ゆぐっ!?」 今まで、兄弟の誰にも見つかったことのない秘密の隠れ場所である茂みの中に隠れたのにあっけなく見つかる まりさはショックを受けて泣き出してしまった 「ゆあああああん、みちゅかっちゃったよおおおお」 「ゆ!? まりさちゃん泣かないでね」 ありすは、すぐに涙をぺろぺろで拭き取り、あやす為にすりすりをする 親愛しているありすおねーちゃんからすりすりをされて、まりさはすぐに泣きやんでしまった 「ゆゆ~ん、ありすおねーちゃんのすりすり気持ちいいよ」 「ゆふふ、まりさちゃんはまりさなんだから、すぐに泣いたらダメよ」 「ゆっくり理解したよ! だからもっとすりすりしてね!」 「まりさちゃんは甘えんぼさんね」 かくれんぼをしていた事を忘れて、まりさはありすおねーちゃんとのすりすりに没頭する ありすも、自分を慕ってくれるまりさに答えてすりすりを返す その時だった 突然ゆっくりできない声が広がる 「いじゃいいよおおおおおおおお!!!!!」 「ゆ”っ!?」 その声の方向へ、すりすりを止めて、2人は目を向けた 茂みの中からだったので視界は悪いが、それでも何が起こっているか理解するのに十分だった 広場にいたゆっくりの1匹が、永遠にゆっくりできなくされていた 「あれは・・・にんげん・・・まりさちゃん声を出しちゃだめよ! ゆっくりできなくなるからね!」 ありすが声を潜ませるように注意する 「やべでぇ! でいぶぼ、づぶざないべええええ!!!」 「さっさと死ね」 「ゆぴっ”!?」 親や群の先生ゆっくりから人間のことは聞いていた ゆっくりできる人間もいれば、ゆっくりできない人間もいること ゆっくりできない人間は、ゆっくりを簡単に殺してしまうことを 目の前で潰された友達、友達を簡単に潰した人間 まりさは恐怖で、歯をカチカチとさせる事しかできなくなっていた 「じにだぐな、ゆびぃ!?」 「いじゃいよおお!!!いじゃいいいいいい!!!」 「おどーざんだずげでええええええ!!!」 「あでぃずおねえええじゃあ”あ”あ”あ”ん!!!」 子ゆっくり達は、助けを求め逃げるがすぐに追いつかれ、スパイクの付いた靴裏で潰されしまう 元々、人間の歩行速度以下の速度でしか飛び跳ねれないゆっくりだ、子供である子ゆっくり達が逃げれるはずもなかった その行為を静かにみていたありすは、まりさに告げた 「まりさちゃん、ここから絶対出ちゃだめよ」 「・・・・ゆ?」 ありすの言葉を聞いて、少し元気付けられたまりさは返事をする 「ありすは、他の子供達を逃がすから、まりさちゃんはここでじっとして待っててね」 「いやじゃよ! きょわいきゃらいかないでね!」 「ありすが人間をくい止めないと、友達が死んじゃうのよ? ゆっくり理解してね」 「でも・・・でも・・・・」 「ここに居たら人間も、まりさちゃんを見つけれないから・・・ね?」 「ゆぅ、わかったよ・・・」 「ゆっくり理解してくれてうれしいわ・・・ゆっくり待っててね!」 そう言って、ありすは茂みから飛び出して、人間に向かっていった 「そこのゲス人間! そこまでよ!」 「あぁん?」 群を襲った人間は、ゆっくりの家の中へ逃げた子供を引っ張り出したところだった 「なんだ、でかいのもいるじゃんか」 「その子を離しなさい! ありすが相手になるわ!」 「はいはい、わかりましたよ」 「ゆゆ~ん、おしょらを、いじゃいいいいいい!!!?!?」 人間は、ありすの言葉に従って子供を放す 人間の身長から落とされた子供は、痛がっているが餡子も飛び出しておらず、命には別状ないだろう 「ちびちゃんゆっくりしてないでこっちに来てね!」 「まぁ殺すんだけどな」 「あでぃずおべーじゃんだじげ、ゆびっ!?」 「・・・ゆ?」 ピッシャっと、ありすの顔に温かくて甘い匂いのする、ゆっくりできないモノが降りかかった 勢いよく、地面を靴に挟まれた勢いで口や目から噴出した餡子だった 「ゆ、ゆ、ゆ・・・・ゆあああああ!!! どおしてこんなことするのおおおお!!!」 「お前達を駆除にきたからだよ」 人間は、ありすに質問に答えて言い放った 駆除 言葉の意味は知っている ゆっくりできないゆっくりに人間が行う行為だ だが、ありすにはそんな心当たりなんてなかった 群にはゲスはいなかった、人間にも近づいたことすらない 「ありすの群はゆっくりした群よ! なんで駆除なんてされないといけないの!?」 「あー、この群はとばっちりだよ」 「とばっちり?」 今度の言葉は知らない単語だった 「意味を知らないか・・・まぁ、あいつ殺した後にでも教えてやるよ」 「・・・ゆ!? やめてえええええ!!!」 知らない言葉を聞いて、一瞬餡子脳が呆けたが、人間の言葉で我に返り子供達を助けようとする しかし、それはできなかった 「ほら、たかいたかいだ」 「ゆ~ん、おしょらをとんでるみたい!」 ありすが人間に追いついたとき、すでに人間の手には複数の子供が捕まっていた その子供達を人間は、力いっぱい空に投げた 「ゆゆ~・・・・ゆびっ?」 「地面さんゆっくりじ・・・」 ある子供は空を飛んでいると思ったまま死に、ある子供は地面が自分を襲っていると勘違いをして死に 「だじげで・・・い・・・じゃい・・・よ・・・・」 ぷちっ ある子供は人間に止めをさされて死んだ 「あ、あ・・・・あ・・・・・・」 ありすは思考が追いつかず、嗚咽を漏らすしかできなかった 「さて、とばっちりの意味を教えてやる」 そんなありすを無視して、人間は残りの子供達を踏み潰しながら約束通り意味を教えた 今の状態のありすの頭に届く声ではないが、ありすは2つのことを理解した 1つは、近くも群が人里に下りて悪さをして、その群を駆除するついでにありすの群を駆除された事 もう1つは、この人間はゆっくりを殺しているのに、笑っている事 「さて、そろそろ暇つぶしも飽きたし、ありすにも死んでもらうかな」 「・・・」 勝てない事なんてわかっていた せめて、子供達が1人でも多く逃げる時間を稼げればいい その努力も水の泡になった 茂みの中にいるまりさ以外は全員殺されてしまった もう生きていても仕方が無い そう言い聞かせて死を受け入れる覚悟をした時だった 「ゆっくりできない人間は死ねぇ!!」 「みんな一気に攻めるよ!!!」 「れいむのちびちゃん返せえええええ!!!」 大人達が帰ってきた 口には尖った木の枝を咥えて、一直線に人間に突撃する それを見て人間はにやりと不気味に笑う 「やっと来たか」 そう言いながら、大人を見て目に希望を光らせたありすの頭部をつかみ持ち上げる そのまま大人の群に、ありすを勢いよく投げつけた 「ゆっ!?」 ゆっくりの反応速度を超えた速さで飛んできたありすを、大人のゆっくりが避けれるはずも無かった 咥えていた枝に、ありすは深々と刺さり絶命した 「ゆ、ゆ、ゆあああああ!!! あでぃずごべんねえ”え”え”え”え”え!!!」 「あーあ、ゆっくり殺しは大罪だな」 「ゆ”!?」 ありすを投げられ、意識がそっちに向いた数秒の隙に、人間は駆除道具を持ち出していた それは片手で持てる程度の太さで、長さは人間と同程度ある木の杭だった 「さて、死のうか?」 「じぬのば、おばえだああああああ!!!!!」 「ちびじゃんのがだぎぃいぃいいいい!!!」 大人ゆっくり達は、子供達の敵を取ろうと勇猛果敢に突撃した しかし、咥えた枝をいくら尖らせても当たらなければ関係ない 人間は、持った木の杭でゆっくりを殴打する 一振りで数匹のゆっくりの命を絶つ事の出来る攻撃で、大人ゆっくり達は、すぐに壊滅することになった 30分後、人間は殺したゆっくりの死体の処理を終えてすでにいなくなっていた 人間が、ペットボトルから垂らした青い液体が、ゆっくりの死体に触れると、死体はほんの数秒で分解してほぼ完全に消滅した ゆっくり分解剤、死体になったゆっくりにしか効果は無いが、ゆっくりを構成する不思議物質を、完全に分解し土に還すことが出来る その場に残ったのは、人間の一撃で木々に飛散した餡子、そして、一匹のまりさだけだった 「おどぉざ、おがーざん、どごなの・・・返事じでよ・・・まりざいい子にじで、ばっでだんだよ・・・・ゆっぐ・・・ゆああああああ”あ”あ”あ”あ”あ”ああ!」 いくら呼んでも、周りを見渡しでも誰もいない、死体すら残っていないのだから それでも、まりさは叫び続けた 目と耳に焼きついたモノを思い出さないように それから数日後 まりさは、何とか生きている状態だった 「ゆべっ、ぐるじいいいいいい!!!!!」 まだ狩りに連れて行ってもらえないほど小さいまりさだ どの植物や虫を食べていいかもわからない 親が狩ってきたご飯、今まで食べる事しか食べ物に興味なかったまりさには、ご飯がどんなものかも記憶にない 手探りで植物を食べれば、一日に数回は吐き出してしまうほどの草を食べてしまう 運良くまりさが捕まえれる虫を見つけても、動く虫に恐怖して捕まえることができなかった まりさが衰弱するには簡単な環境だった 「まりさは強くなるんだよ、強くなってドスになって人間をゆっくりできなくするんだよ」 復讐の計画を声に出して自分を奮い立たせる しかし、実際のまりさの声は、ゆっくりできない毎日のせいで喉が潰れており、霞んだ声しかでていなかった 「人間をゆっくりできなくしたら、ドスになったまりさがみんなのゆっくりプレイスを作るんだよ」 「そしたら皆をまりさが守るからね」 「みんなでゆっくりしようね」 「みんなで・・・おとーさん・・・おかーさん・・・」 今日もまりさは、ゆっくりできない草を食べる 死体処理はエイリアンvsプレデター2をちょうど見てただけなんだ ※泣きゆとつむりの感想への補足 怒って体当たりをするつむりがしーしーをかけられたときに威嚇で済ますかな? 体当たりは謝罪させるための脅し&泣きまりさへの苛立ち 威嚇は殺意って考えです しーしー二発で一瞬で溶けるって……自分の体内の水分で溶けんじゃねえの? 勢いはチョロチョロじゃなくてビジャーっと水道の蛇口MAXな感じです さらに補足すればそのせいで泣きまりさに開いた穴が広がったとかそんな感じです 直接描写描くように言われたのに忘れた結果これだよ! でもラストはうやむやに想像にお任せしますENDが大好きです トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る もっとゆっくり弄んでなぶり殺してあげてね。すぐでいいよ。 誤字脱字さんはゆっくり見直してから投稿してね。すぐでいいよ。 ※ゲス群れのとばっちり発想は面白かったです! -- 2018-01-25 12 52 45 いいですね、面白かったです。 -- 2016-01-09 08 26 19 なんとか成長して、ドスになるとかほざいているまりさを殺すっていうストーリーもおもしろいと思った私 別にこのssがおもしろくないと言っているわけではないですからね? -- 2011-12-25 02 36 30
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売ゆん婦4 17KB 虐待-普通 悲劇 理不尽 飼いゆ 野良ゆ 現代 虐待人間 ぺにまむ 今回も自重しません。 書いた人 ヤリまむあき 書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 703 ゆー具 ふたば系ゆっくりいじめ 708 売ゆん婦 ふたば系ゆっくりいじめ 717 売ゆん婦2 ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3 ふたば系ゆっくりいじめ 730 ゆー具 鬼畜眼鏡編 ふたば系ゆっくりいじめ 772 情けはゆっくりの為ならず 『売ゆん婦4』 一、 窓の外を眺めながらぼおっとしていると玄関が開く音がした。 青年が帰ってきたのだろう。 まむまむへのピンクローターによる振動は止まっていたが、中途半端なままでバッテリーが切れてしまったため体の火照りは治まっておらず、今客を取るような事になったら大いに乱れてしまうだろう。 いつもより少しばかり帰ってくるのが遅かったのが気になったが、すぐにどうでも良くなった。 どうせ自分のする事は変わらないのだから。 「帰ったぞ」 「ゆ、おかえりなさいおにいさん」 なんでもないような顔をして青年を迎えるが、彼の後ろに人影を見つけるとれいむの表情が崩れる。 その人物はキャリーケースを持っていた。 「へえ、これが君の所のれいむ?」 特に悪意は感じられないが、それが何の安心にもならない事は分かっている。 自分の飼い主である青年から得たゆん生の教訓だった。 「おにいさん、このひとはだれ?」 「ああ、俺の同僚。ちょっとこいつの家まで寄って荷物取ってきたから遅くなった」 青年の友人がキャリーケースを開けると、中からは一匹の銀バッジをつけた小奇麗なちぇん種が元気良く飛び出してれいむに向かって挨拶をする。 「おねーちゃん、ゆっくりしていってにぇ!!!」 少し舌足らずな喋り方やれいむよりも小柄な体格からしてまだ子ゆっくりだろうか、それでも背伸びをしているような子ちぇん。 そんな様子がれいむには微笑ましく、眩しかった。 「ゆふふ、ゆっくりしていってね!!!」 「おねーちゃんはとってもゆっくりしてるんだにぇー! わかるよー!!」 そのまま肌を寄せ合い、親愛のすーりすーりをする。 普段れいむがしているすーりすーりはすっきりー相手からの一方的な行為だったから、快楽こそ感じるもののゆっくりできるとは言えなかった。 久しぶりのゆっくりにれいむのささくれた心が癒されていく。 「れいむ、今日の客そのちぇんな」 だから、青年のその一言が普段以上に嫌だった。 「いやね、家のちぇんが最近すっきりーに興味を持ち始めてさぁ。一回100円相当の価値があるものですっきりーさせてくれるそうじゃないか」 れいむが尋ねてもいないのに事情を話し出す青年の友人に、段々と肌を擦り付ける速度を上げていく子ちぇん。 目の前のそれもれいむには遠い世界の出来事のようだった。 (そうだよ、分かってた筈だよ……) なのに、何故こんなに悲しくなるんだろう。 「れいむ、お前子供好きだろ? だから一発相手してやってくれよ」 「わかるよおおー!! すっごくわかるよぉおおおお!!」 子ゆっくりにしては中々立派なサイズのぺにぺにを屹立させて、子ちぇんがれいむのまむまむへと狙いを定める。 「やめてねちぇん! おねがいだから、おねがいだからやめてね!! おちびちゃんがすっきりーするのはゆっくりできないんだよ!?」 ここ最近諦観が目立つれいむの顔が悲壮さを増していった。 どうにかして子ちぇんを思い止まらせようと必死な表情も青年は余さずビデオカメラに収める。 まだ大人が相手なら、己が生きる為と割り切る事もできた。 でも、子供とはしたくなかった。 れいむは本当に子供が好きだったから、もう子供を生めないから、幼い命がより愛おしいのだ。 過去に子ゆっくりとすっきりーをした事はたった一度だけだが、あれは忘れられない。 ゆっくりできない記憶としてれいむの中に残り続けている。 「もうがまんできないんだよー!!」 子ちぇんがれいむのまむまむに乱暴にぺにぺにを挿入する。 ただ我武者羅に打ち付けられるそれはテクニックも何もあったものではないが、ピンクローターにより充分に解されていたまむまむはれいむの意思とは関係なく容易くそれを受け入れていく。 「ゆっ、ゆっ、ゆゆぅううううんっ!!」 若々しいぺにぺにはれいむを快楽へと誘い、淫靡な声が漏れ出す。 人間から見れば滑稽なだけだが、ゆっくり的には相当琴線に触れたのか、子ちぇんもその動きを早くする。 「おねーちゃんのまむまむすっごくきついんだにぇー!! ちぇん、こんないやらしいびゆっくりみたことないよー!!」 「ゆっ、ちぇん……」 口から涎を流しながらちゅっちゅをしてくる子ちぇん。 発情しているその姿はれいむにれいぱーありすを思い出させる。 自分の唾液と子ちぇんの涎が混じりあっていく中、れいむは過去を思い出していた。 ニ、 大きくなったぽんぽんに乱れた髪の毛、粘液がこびりついて汚れた肌。 子れいむがれいぱーありすに襲われてからそのまま寝床に運ばれたために、昨夜の痕跡がまだ痛々しく残っていた。 目覚めた子れいむは己の身に降りかかった災いが夢でなかった事に落胆し、俯いてしまう。 「ゆぅ……。れいみゅ、まだこどもなのにおかあしゃんになっちゃったよぉ……」 皮肉にも母れいむと同じくれいぱーありすに襲われ、ばーじんを奪われ、孕まされた。 望んでいない早すぎるにんっしんっにどうしていいか分からなくなって涙がこぼれる。 (いやだったのに、すっきりー、したくなかったのに……) れいぱーありすは何を言っても、抵抗しても止めてくれなかった。 助けを求めた声は黙殺された。 「起きたな」 「ゆ……? おにいしゃん?」 青年がやって来たので彼を見上げると、いつも子れいむが使っている餌皿に何かが盛られている物を持っていた。 「食え」 そう言うとそれを子れいむの眼前に置く。 何か、ゆっくりできない臭いがした。 「……これ、なんなにょ?」 「お前の飯。見れば分かるだろ?」 そういうことを聞いたのではない。 何より、餌皿に盛られている物から見え隠れする金色の髪にカチューシャは―― 「これ、きのうにょれいぴゃーだよ?」 思い出すだけで体が震えるおぞましさ、それを食べろと青年は言うのだ。 「お前の仕事の代価だよ」 「れいみゅ、おしごとなんてしてにゃいよ」 「いや、違うな。昨日のすっきりーがこれからお前のする仕事なのさ」 「ゆ!?」 あの醜悪な行為が自分の仕事? あんな、気持ち悪いだけのものが? すっきりーの最中に僅かな快楽を感じてしまった事を否定するように、叫んだ。 「いやだよ!! れいみゅ、もうすっきりーなんてじだぐにゃいよおおおおおっ!!!」 子れいむは声を荒げて青年の言葉を否定しようとする。 初めてのすっきりーで自分の未来の理想像を粉々に壊された傷は大きく、すっきりーそのものに対しても恐怖感を抱くようになってしまったのだ。 揉み上げを上下に振り回していやいやをするように体を捻るが、青年が発した言葉がそれを止めた。 「おいおい、そんなに興奮するなよ。腹の中の子供に悪影響が出るぜ?」 「ゆゆ!? れいみゅの、あかちゃん……」 身に宿した命の事を思い出して子れいむは暴れるのをやめ、膨らんだぽんぽんを見つめた。 愛し愛されてのすっきりーで芽生えた命ではないけれど、確かに赤ちゃんは自分の中にいるのだ。 「あかちゃんはゆっくりできりゅよ……。でも、どうしてれいみゅのおしごとがすっきりーなにょ!?」 「他に何ができるんだよ」 「ゆぅ……」 何も、できない。 それにこんな体では満足に動けない。 激しい動きをすれば、ぽんぽんの中にいる赤ちゃんがりゅうざんっしてしまうからだ。 「すっきりーさえしてれば飯に困る事はないんだ。野良よりよっぽどマシな環境だろ?」 「でも、すっきりーはすきなゆっくりとしかしちゃいけないにょに……」 (生意気に貞操観念まで持ってやがる。こりゃますます遣り甲斐があるな) 「今更何言ってやがる。もう、一回も二回も、三回もたくさんも同じだろうが」 「ゆ? いちと、にと、さんと、たくさんはちがうんだよ?」 子れいむは三より大きい数は数えられないが、数という概念自体はおぼろげに知っている。 青年は何を言っているのだろう。 「お前にも分かるように言ってやろう。どうせれいぱー相手にろすとばーじんした汚い中古饅頭なんだからって事さ。りきゃいできりゅ?」 ろすとばーじん。 もうこの先好きなゆっくりができても、ばーじんを捧げる事は叶わないのだ。 子れいむはその事に気付いて、とても悲しくなった。 「……ゆぐっ、えぐっ、……ゆわあああああああんっ!!」 喉の奥から出る泣き声は止まらなかった。 三、 結論から言って、子れいむは己のばーじんを散らしたれいぱーありすだったものを喰らった。 そんなゆっくりできない事はしたくないと青年に言ったが、 「なら、お前もお前の腹の中の餓鬼も飢え死にするだけだな。俺はこの死骸がなくなるまで、これ以外の餌はやらん」 と言われただけだった。 そんな事したくはなかったが赤ちゃんが死んでしまうような事はあってはならないので、仕方なく青年の言ったとおりに死骸に口をつけたのである。 (ごめんにぇ……) 朝の分の食事が済むと、青年は子れいむに仕事の内容を説明した。 子れいむの食費は2~3日でおよそ100円程度に換算されるらしいので、その分を子れいむ自身が稼ぐのが仕事の目的である。 まっとうな手段でゆっくりが金を稼げる事などほぼ皆無なので、青年の庇護の下安全にれいむでも金を手に入れられるのがすっきりーなのだ。 基本的にゆっくりというのは、冬に子作りをして一家全滅したり、雑音をゆっくりできるおうたと言い張って道行く人間にあまあまを要求したり、より良い住処を求めて人間の住居に侵入しておうち宣言をしたり、と己の欲求に弱く危機感知能力に疎いナマモノである。 ただ、ゆっくりした生活をする為に街に落ちているゴミを利用してそこそこ上等な住処を作ったり、落ちている金を拾って人間の店から何かを手に入れようとしたり、と知識の片鱗らしきものを見せることがある。 街の野良ゆっくりの中には人間、ゆっくり双方を相手にする情報屋を営むものまで現れているのだ。 こういったゆっくりの欲望に関する熱意はそれなりに侮れないと思う。 そういったゆっくり達の欲は当然深く、食欲・睡眠欲・性欲における傾向は人間と同等以上に顕著だ。 青年はそういった習性に目をつけ、子れいむを対価次第でゆっくりの性欲の捌け口にするつもりだったのである。 そこそこ知恵のあるゆっくりにとっては、すっきりーをすれば自分か相手がにんっしんっするのでそれを控えている。 だがにんっしんっを気にしないですっきりーできるのであるばどうだろうか? 他にもれいぱー予備軍と呼べるゆっくりにとってこれは魅力的な案だった。 「おにいしゃん、すっきりーすればれいみゅにごはんしゃんくれるにょ?」 「ああ」 「……わかったよ。れいみゅ、すっきりーするよ……」 (……もう、れいみゅひとりのからだじゃにゃいよ! れいみゅは、あかちゃんをうんでゆっくりしたおちびちゃんにそだてるんだよ!!) すっきりーに対する嫌悪感は根強いが、それをしなければお兄さんからご飯をもらえない。 それは、子れいむがずっとゆっくりしてしまうことだ。 それに、大好きだったお母さんはさあおたべなさいをしてまで自分を生き延びさせてくれたのだ。 簡単に生きるのを諦めてしまうのは、お母さんの想いに応えられないということになり申し訳ない。 だから、子れいむは自分も赤ちゃんも幸せになる為に仕事をする事に決めたのだ。 (でも、おにいしゃんひどいよ……) 青年がれいぱーありすを自分にけしかけた事を、子れいむは覚えていた。 彼に対する不信感が自分の中で大きくなっていくのを感じたが、今まで飼ってくれていた恩があるため憎みきる事もできず、心の中に何かが燻っていく。 (やっぱり、れいみゅがなにもできないのがわるいんだにぇ……) 自分が無能でご飯を取ってこれないようなゆっくりだから、青年も冷たくなったのだろうか。 子れいむを守ってくれた優しいお母さんはもういない。 これからは、自分が赤ちゃんを守っていかなければならないのだ。 「よっと」 「ゆべっ!」 そう考えている矢先に青年は子れいむを摘み上げ、ぞんざいにキャリーケースに入れた。 「いちゃい……。おにいしゃん、もっとやさしくしてにぇ! れいみゅのぽんぽんにはあかちゃんがいるんだよ!! あかちゃんがゆっくりできにゃいよ!!!」 自分はともかく、赤ちゃんにもしもの事があったらどうするのか。 そんな気持ちを込めての抗議だが青年は全く取り合わない。 「五月蝿い。騒ぐと捨てるぞ?」 「ゆゆっ!?」 そう言われては子れいむも黙るしかない。 彼に見捨てられては生きていけない事を知っているからだ。 「まずは野良の間にお前の噂を広めてもらわないとな」 「……うわさってなんなにょ?」 「金さえ出せばすっきりーさせてくれる売ゆん婦、ってな」 その呼び方は、とてもゆっくりできない予感がした。 四、 子れいむは、青年に連れられてビルの谷間にある薄暗い場所へと到着した。 ダンボール箱で作られ、ブルーシートがかけられた物、ゆっくりのおうちであろうか。 その中から一匹のまりさ種が出てきた。 「おにいさん、きょうはなんなのぜ?」 「ちょっと紹介したい奴がいてね。お前にこいつの情報をゆっくりの間に広めて欲しいのさ」 体は傷だらけで眼光も鋭く、子れいむを値踏みするような目で見るまりさ。 まりさは、情報を売る事を仕事としていた。 ゆっくりには餌場やゆっくりできる情報を。 そして人間には、街のゆっくりに関する情報を売っていた。 「なかなかびゆっくりなのぜ。でも、なんでまだおちびちゃんなのに、にんっしんっしてるのぜ?」 「俺がれいぱーに襲わせたんだよ。仕事を体験させてやったのさ」 青年の言葉を聞いたまりさは僅かに顔を歪めるが、すぐに元のふてぶてしい表情に戻る。 このまりさは、虐待お兄さんの間でもゆっくりの情報が手に入るという事で重宝されていた。 ゆっくりの事はゆっくりが一番知っている、というわけだ。 だがやはりただのゆっくりに過ぎず、人間の気まぐれで自分がどうされるのか分からない。 ゆっくりという存在が如何に脆弱か、良く知っているのだ。 だからできるだけ人間の機嫌を損ねないように気をつけていた。 子れいむに対する仕打ちにも思うところがないでもないが、所詮は赤の他ゆっくり。 どうなろうと、自分の知った事ではない。 そう思って割り切っているのだ。 「しごとっていうのは、すっきりーなのぜ?」 会話から仕事の内容に行き当たるのは頭の回転が早いからだ。 そうでなくては情報屋などやっていけない。 「そう。すっきりー一回100円もしくはそれ相応の価値があるもの。但し、人間基準でな」 話がとんとん拍子に進んでいくので青年も手間が省ける。 情報屋まりさは頭の中で情報を整理し、条件を提示する。 「あまあまがすこし。それでいいのぜ」 「あいよ」 青年はクッキーや飴の入った紙袋をまりさに渡す。 中身を確かめるとまりさは頷いた。 「ゆん、こうしょうせいりつなのぜ」 「じゃ、頼むぞ。そうだ、チップをやるよ」 子れいむはまりさの前に運ばれた。 「ゆ? ……ゆゆ?」 まりさと子れいむの目が合う。 子れいむは状況が理解できず、まりさもチップとは何か分からない。 「どういう、ことなのぜ?」 「そいつで一発、すっきりーしていいぞ」 あくまでも相手の任意に任せるといった形だが、青年のそれは強制である事をまりさは肌で感じた。 逆らえばどうなるか、想像もつかない。 既に青年はビデオカメラを構えていた。 (これも、仕事の内なのぜ……) まりさは子れいむにゆっくりと近づいた。 その瞳に温度は感じられない。 子れいむも雰囲気の異様さを感じ取ったのか、身重の体でまりさから遠ざかろうとする。 「……や、やめてにぇ?」 「しんぱいないのぜ。すぐにおわるのぜ」 子れいむのまむまむを舐めて湿らせる。 前戯により少しでも子れいむの負担を減らそうというつもりなのだろう。 「ゆ、ゆふぅっ……。くしゅぐったいよぉ……」 性感が未発達な子ゆっくりだから感じてはいないが、僅かに子れいむのまむまむは解れてきたようだ。 そんな子れいむを見ているうちにまりさもぺにぺにが熱を持つのを感じた。 すっきりーなど何時以来だろうか。 「……いくのぜ」 すっかり硬くなったぺにぺにが挿入された。 「ゆ、ゆぎいいいいいっ!!」 二回目のすっきりー。 まだ不慣れな事もあり快楽より痛みが先行する行為。 まりさのぺにぺにが子れいむのまむまむの中を掻き回す。 ぶじゅりという音が、まむまむの中から聞こえた。 「やめでえええええええっ!! あがじゃんが、れいみゅのあがじゃんがあああああああっ!!!」 「……っ!!!」 ここに至って子れいむはにんっしんっした状態によるすっきりーの危険性を思い出した。 れいぱーありすに襲われてからなるべくすっきりーについて考える事を餡子脳が拒絶していたのか、仕事をすると決めた時にもりゅうざんっの可能性を考えていなかったのだ。 「まりざやめでえええええ!! あがじゃんがじんじゃうううううう!!」 子れいむの悲鳴はまりさの良心を突く。 もうそんな物、どこかに捨てたのだと思ったのに。 「……だまってるんだぜっ!!」 「ゆぐっ!」 子れいむの声をこれ以上聞きたくなかったまりさは、ちゅっちゅで口を塞いだ。 休みなく打ち付けられるぺにぺに。 子れいむのまむまむに痛みと、何かが漏れる感触が生まれる。 何か大切な物が漏れ出す、そんな感触だ。 まりさが顔を仰け反らせて歯を食い縛る。 子れいむも涙を流しながら嬌声を発した。 「すすすすすすっきりいいいいっ!!!」 「ゆんやあああああっ!!! ……すっきりぃいいいいいっ!!!」 そして、二匹同時に果てた。 「ゆはあ、ゆはあっ……」 荒い吐息をするまりさは、子れいむのまむまむからぺにぺにを引き抜く。 ぺにぺにの先端には何かが付着していた。 「まりさは、あやまらないんだぜ……」 「……」 所謂レイプ目で子れいむは地面に横たわっていた。 青年がオレンジジュースをかけてやると意識を取り戻し、弱弱しく起き上がった。 「あかちゃん、れいみゅの、あかちゃんは……?」 子れいむが己のまむまむの方に視線を向けると、まりさから注ぎ込まれた精子餡の他にも溢れ出るものがあった。 その中には、小さいがゆっくりの飾りらしき物が含まれている。 「あか、ちゃん……?」 「りゅうざんっしたな」 青年は子れいむのまむまむをアップで撮影していた。 飾りらしき物の他に、歯、目などの器官も流れ出てくる。 指を広がったまむまむに入れて、その内容物を掻き出し子れいむに見せ付けた。 「お前の赤ちゃんになる筈だった物だよ」 「ゆ……」 「ん? どうした?」 「ゆんやあああああああああああああああああああああああっ!!!」 子れいむがリアクションを取らないのでどうしたものかと思っていたら、いきなり気が狂ったような表情で絶叫したから青年も驚いた。 無論、しっかりとその表情をカメラに収め続けていたが。 「かえじでえええっ!!! れいみゅの、がわいいあがじゃんがえじてええええ!!!」 涙やよく分からない汁で顔を濡らした子れいむがまりさに詰め寄る。 そんな痛ましい様子に、まりさは顔を背ける事しかできなかった。 「がえじでよおおおおおおっ!! がえむぐっ!?」 「あー、五月蝿い」 れいむの叫び声が鬱陶しかったのか、青年は子れいむにラムネを飲み込ませて眠らせた。 やがて後始末を終えて子れいむのりゅうざんっした赤ちゃんだったものを地面に投げ捨てるとまりさに言う。 「お疲れさん。いいのが撮れたよ。今回のタイトルは、『妊婦がすっきりー、そしてさようなら赤ちゃん』にしようと思うんだ」 「……すきにすればいいのぜ」 青年達が帰った後、まりさは地面に飛び散った赤ちゃんの成れの果てを可能な限り集めた。 コンクリートの地面なので埋葬はできないが、今度土のある場所に行く時にそこに埋めてあげる為である。 「……ごめんなのぜ」 これが、情報屋まりさと売ゆん婦れいむ、その長い付き合いの始まりの日にあった出来事である。 ちょっと情報屋まりさが頭良すぎな気もしますが、今回は売ゆん婦れいむりゅうざんっの回です。 冒頭のお兄さんの友人は、自分のゆっくりにはそこそこ優しいけど野良や銅バッジはどうでもいいタイプの人です。 あと、こんにちはあかちゃんって歌ありますよね?今回ニヤニヤ動画に上げる奴のタイトルはそれのパロです。 自分も最初はゆ虐絵が書きたかったのですが、美術の成績最高3の自分には無理だと悟って諦めました(orz 余談ですが一の文中の、「ゆっ、ゆっ、ゆゆぅううううんっ!!」は「あっ、んっ、ふあああああああああんっ!!」に脳内変換していただけると銀バッジちぇんの気持ちになれるかも。 ヤリまむあきでした。 挿絵 by鉛筆あき 挿絵 by儚いあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 情報屋まりさマジかっこいい...人間だったら惚れるかも -- 2013-04-19 22 17 02 このまりさ。。。できる!!! -- 2011-10-20 04 09 16 うんうんwおもしろくなってきたぜww -- 2011-06-29 08 10 06 どんな形であれゆっくりできないゆっくりの話を読むのはヒャッハーな気分になりとてもゆっくりできる -- 2011-02-18 16 00 55 れいむマジきめぇwwれいぱーも十二分以上にキモいがその五倍はキモいwwwww -- 2010-11-03 21 49 28 おげぇ… -- 2010-07-13 00 48 31
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「ふたば系ゆっくりいじめ 506 ゆ/コメントログ」
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ゆっくりのおもちゃ 4KB 小ネタ 現代 創作亜種 小ネタというか妄想です ・10回目 ・原始種 ・ゆっくりが変なスペックです。注意。 ・虐めません。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス デパートでゆっくり専用のおもちゃが有ったので、買ってきた。 今更だけど、何の気の迷いで三千円もパーに・・・売り子のゆうかときめぇまるにつられたのか。 まあ、買ってしまったなら仕方ない。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「はいはい。ゆっくりゆっくり」 割りとポピュラーなれいむとまりさ。 この二人は、野生ゆっくりや他の家のゆっくりのような生物行動をしない。 いわゆる原始ゆっくりらしい。 どこから着たのかも分からず、気付いたら家に居着いていた。 最初は追い出そうとしたけども独身の淋しさを紛らわしてくれるのも事実なので、なんだかんだで飼っている。 さっそくおもちゃで遊ばせることにする。 ゆっくりにいろいろな種類があるように、おもちゃもゆっくりの種類ごとに、規格が違っていた。 れいむのおもちゃは、陰陽玉と銘打たれたゴムボール。 炊飯器ほどの大きさのれいむより一回り小さい。 白色の勾玉と黒色の勾玉を円になるように合わせた模様はよくみるものだ。 目の前に転がされた陰陽玉を、れいむは不思議そうな顔で見ている。 説明書を見てみると、れいむが興味を示すまでそっとしておけと書いてある。 なので、そのまま待ってみる。 十二分後。 いい加減、手持ち無沙汰になり、固まったれいむに背を向け、まりさのおもちゃを組み立てているとれいむに動きがあったのか、物音がした。 振り返ってみると。 陰陽玉の上に飛び乗ったかと思うと、陰陽玉ごと宙に浮いていた。 そのまま部屋の中をふよふよ移動している。 ゆっくりを乗せた空飛ぶゴムボール。 シュール過ぎる。 あっけらかんとしているとれいむが目の前に来た。 「わたしははくれいのみこよ。ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっ・・・ゆっくりしていってね・・・」 今まで、ゆっくりしていってね以外喋らなかったゆっくりれいむがまともなことを言ったことに驚く暇もなく、またれいむはまた部屋の中をうろうろしだす。 慌てて説明書を確認する。 Q&A。 Q.ゆっくりが空中に浮くんですが・・・。 A.純餡に近いれいむによっては、陰陽玉を使って浮くことができます。その場合、外に行かないように戸締まりをして、広い場所でご使用ください。 仕様らしかった。 最近のおもちゃの出来に関心しながらまりさのおもちゃを組み上げた。 ミニ八卦鈩という名前の八角形の箱。 中心に球体のビー玉のようなものがある。 まりさの前に置いてみる。 まりさもまた不思議そうな顔でミニ八卦鈩を見つめている。 今、部屋中を飛び回ってるれいむのこともあるので今度は目を離さないように凝視する。 二十四分後。 さすがに、集中力が切れてきた頃。 まりさはおもむろに、ミニ八卦鈩をおさげで掴み、眼前に翳す。 すると、七色の光とともに強烈な熱が溢れ出した。 光はスターウォーズで聞いたことがあるような音と共に、飛んでいたれいむを包み込む。 光が収まる頃には、れいむは目を回して地面に倒れていた。 慌てて説明書を読む。 Q&A Q.まりさがレーザー光線を出したのですが・・・。 A.純餡に近いまりさによっては、ますたーすぱーくを撃つことがあります。カーテンを閉め、広い場所でご使用ください。 仕様らしい。 れいむは起き上がってまりさを睨む。 まりさもまりさで、勝ち誇った顔で睨み返している。 止める間もなく、二人は弾のようなものを出しながら空中を飛び回り始める。 部屋が無茶苦茶に荒らされるまで、呆然と見ているしかなかった。 翌日、れいむとまりさをお仕置きの為に透明な箱に隔離し、捨てようとしたおもちゃのパッケージの裏に、ゆっくりだんまくごっこ用オプションと書かれていたのを発見し、重い気持ちになった。 そんなゆっくりのおもちゃの登場以降、世界中でゆっくりを弾幕ごっこで戦わせる東方緩弾幕という競技が流行したという。 それらを見る度に、れいむとまりさが弾幕ごっこを始めようとするのを止めるのが、日課になってしまった。 アトガキ ゆっくりの弾幕ごっこを書いたSSをいくつか読んだことがあるのですが、 ゆっくりが弾幕って無理あるよなぁ・・・。 ↓ オプションでなんかあればなんとかならね? ↓ 初期のゆっくりならなんでもありじゃね? ↓ もう、原作キャラっぽいのでよくね? ↓ どうしてこうなった。 でも、ノリで書いた東方緩弾幕のを書いてみてるんですが、楽しいです。妄想する分には。ポケモンみたいな感じで。 ルールブックみたいのもちょくちょく書いてます。妄想です。はい。 餡小話じゃなくてぬえ行きかなぁ・・・むしろお蔵入りですねはい・・・。 ご読了ありがとうございました。 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まりさ -- 2015-01-05 23 20 56 ゲス -- 2015-01-05 23 20 37 ↓原始ゆっくりだと「おおいたいたい」程度で潰れないんじゃないか。ぺしゃんこになっても すぐ元にもどるはず。下手するとそういう刺激で分裂して増えるかもw -- 2012-09-14 22 47 30 ゆっくりれいむに わたしははくれいのみこよ! とか言われたら「思い上がるな死ね!」としか返せない。で、潰す。 -- 2011-03-07 22 22 09 空をとぶれいむを想像したら笑ってしまった。 -- 2010-12-21 19 32 38 原作とのリンクがあると楽しいな。こういうのも良い。 -- 2010-08-06 21 26 34
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とある都市の一角にあるペットショップ。 やや古びた建物であるが内装は綺麗で、清潔感がある。ゆっくり専門のお店であるが、 一見するとどこにでもあるごく普通のペットショップだ。にもかかわらず、ペットショップへ入っていく人の数は多い。 そして、入店する人々の身なりもよい。それなりに高価なゆっくりをおいているお店なのだろう。 ショーウィンドウを覘いていた一人の少女が店員に問いかける。 「店員さん。このれいむの値札のところについている、お花のマークは一体何なの?」と。 店員は少女と同じ目線になるようにしゃがんで言う。 「これはね、菊の花なんだよ。この子達が飼い主さんをどれだけゆっくりさせられるのかを表しているんだ。 この子はね、みんなをとってもゆっくりさせられるゆっくりだよ。」 「れいむはれいむだよ!ゆっくりしていってね!」 「へぇ~!確かにこのれいむはなかなかかわいいね!」 「ゆっくりありがとう!おねえさんもすてきだよ!ゆっくりー!」 ゆっくりは生き物である。機械のように正確なデータを取れるわけではない。 ましてや感覚的な指標である、【ゆっくりしている】なんてものを計ることは不可能である。 これは実験的に得られたデータではもちろんない。 では、この菊の花は何を示しているのだろうか? ふかふかのベットで横たわっているれいむ。こいつとは6年の付き合いだ。 初任給で買ったはじめてのゆっくり。育て方がよく分からず、たびたび辛い思いをさせた俺に、文句も言わず優しい笑顔見せたれいむ。 その目がもう開くことはない。視覚を維持する力を既に失っているのだ。 俺はれいむの頭を撫でる。俺達とれいむは最期まで繋がっているということをれいむに伝えたいから。 れいむの長女であり、わさわさしたもみ上げが特徴的な通称わされいむが、れいむの頬へしきりにすーりすーりを繰り返している。 どんなゆっくりであっても、すーりすーりをすれば心があったかくなる。 しかし、わされいむの目からは涙が止まらない。これから起こることを考えれば当然だ。 いくら理屈を聞いたって、感情で生きているゆっくりが溢れ出る悲しみを抑えることなんてできないのだ。 「ゆぐっ・・・ゆぐぅ・・・お゛かぁじゃぁぁぁん・・・」 「なかないでね・・・おちびちゃん・・・。れいむはゆっくりしているよ・・・」 「れ゛いむ゛はおぢびちゃんじゃな゛いよ!れいむはおかあさんだよ!ふたりのおちびちゃんもいるよ!!!」 「おかあさんからみるとね・・・おちびちゃんはいつでもおちびちゃんなんだよ・・・。 おちびちゃん・・・。こどもたちをりっぱなかいゆっくりにそだてるんだよ・・・」 「ゆ゛っぐちわがったよ゛!!!」 「それとね・・・おにいさんに・・・ゆっくりしてもらうんだよ・・・」 「も゛ちろんだよ!!!れい゛むはかい゛ゆっぐりだよ!!かいぬ゛しのおに゛い゛さんをゆっぐり゛させるのは、とうっぜんのぎむさんだよ!!!」 「ゆふふ・・・。おにいさん・・・」 「どうした、れいむ。」 「おちびちゃんをよろしくね・・・」 「もちろんだ。安心してくれ。」 「ゆふふふ・・・。おにいさん、ゆっくりありがとう・・・それとね・・・」 「いままでれいむといっしょにいてくれてありがとう・・・。 おにいさんのかいゆっくりで、れいむはとってもしあわせだったよ!・・・」 「俺もれいむみたいなゆっくりと過ごせて本当に良かったと思っているよ」 「ゆっくりうれしいよぉ・・・。こんどうまれるときもおにいさんにゆっくりあえたらいいなぁ」 「会えるさ、俺達なら。そんときもれいむをゆっくりさせてやるよ!」 「ゆっくりきたいしてるよぉ・・・。それじゃあ・・・おにいさん・・・」 「ああ」 「もっと・・・ゆっくり・・・することは・・・ないよ・・・・」 「・・・さようなら、れいむ。」 長い静寂が訪れる。ここにいる者が皆、れいむの死を受け入れようとしている。 「おがぁじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!」 わされいむが泣き叫ぶ。2匹の赤ゆが見ているのもお構いなしだ。れいむと離れるのが嫌で唯一里子に出さなかったれいむの子供だ。 れいむに対する思いは誰よりも強いのだろう。泣きじゃくるわされいむをそっとしておいてやり、俺はある場所に連絡をする。れいむの最期の晴れ舞台のために。 れいむの遺体を頑丈な木箱に安置する。もちろんれいむの遺体が傷まないように綿を敷き詰めて。これはれいむの棺となるものだから。 ―翌日・午後15時ごろ れいむを入れた木箱を家の前に現れた、ゆっくり専用の霊柩車、通称【れいうーしゃ】に載せる。 れいうーしゃの速さは人間がゆっくり走る程度なので、俺はわされいむと赤ゆっくり達を抱えてとある建物へ向かう。 看板には「ゆっくりとむらっていってね」という文字が書かれている。そう、ここは葬儀場だ。それもゆっくり専用の。 建物の中に入ったら、わされいむ達を控え室において、俺は葬儀屋の人と打ち合わせを行う。 今までゆっくりさせてくれたれいむのためにも入念に打ち合わせを行う。そうだ、俺達とれいむの最期の大仕事だ。 ―午後17時ごろ 参列者が集まってくる。里子に出したれいむの子供達とその番、もちろん飼い主の方々もいっしょだ。 つややかな毛並みが印象的なまりさがぽいんぽいんと跳ねてくる。喪服を来た女性がまりさの後を追うように近づいてくる。 「おにいさん!おひさしぶりだぜ!おかあさんがえいえんにゆっくりしちゃってまりさもかなしいけど、 おにいさんとすごせておかあさんはしあわせーっ!だったとおもうから、まりさはなかないんだぜ!!!」 「そうか・・・。相変わらず元気だなぁ、まりさ。お姉さんには迷惑かけてないか?」 「も・・・もちろんだぜ!!!まりさはきんばっじもとれたかいゆっくりなんだぜ!!!おにいさんもしってるはずだぜ!!!ほんとうだぜ!!!」 「まぁ、まりさが根はいいやつだってことは知ってるさ。それより向こうで番と子供達が待ってるぞ。行かなくていいのか?」 「だぜ!?うっかりしてたのぜ!!!ありがとうなのぜ!おにいさん!!!じゃあむこうにいってるのぜ!!!」 「ああ、じゃあちょっとだけ待っててくれよ。」 心配そうに俺達の方を見ていたありすとその子供達。彼女達はまりさの番のありすとその子供達である。 ありすは飼いゆっくりコンテストで優勝したことがあるほどの美ゆっくりで、 まりさとありすが番になることを報告しに来たときのまりさの鼻の下の伸び具合(鼻なんてゆっくりにはないが)がとても印象的だったことを覚えている。 見たところ夫婦円満で、非常にゆっくりしていると傍からみてもよくわかる。彼女達の努力もあるが、今俺の目の前にいる女性の教育が功を奏しているのだろう。 「お久しぶりですね」 「ええ、まりさのけっこんしき以来ですね。」 「まりさ、迷惑かけていませんか?さっきちょっと怪しい素振りを見せたので」 「いいえ、まりさちゃんはいい子ですよ。ただ、昨日れいむちゃんが永遠にゆっくりしたという話をまりさにしたら、ずっとふさぎ込んじゃって・・・。 今は何とか持ち直したのですけど、寝るときにかなしーしーをしたりして・・・」 「ああ、まりさってショックなことがあるといつもそうでしたから。うちにいたときはれいむが慰めて初めてかなしーしーが止まったんですよ。 成体になってからは全然しなくなったって聞いたんですけど、昔のことを思い出したんですかねぇ・・・。」 「かもしれなせんねぇ・・・。れいむちゃん本当にいいゆっくりだったんですね。」 「そう言って頂けるとれいむも天国で喜んでくれると思います。」 「ふふふ・・・。じゃあ、まりさちゃんのところに行ってきますね」 「それでは、また」 れいむの子供は3匹いる。我が家で飼っているわされいむ。今喪服の女性が飼っているまりさ。どちらも 新しい家族を持っている。そして、わされいむの番はちぇんであるが、けっこんっしてもなお、飼い主の人がちぇんを飼いたいと 言うことでわされいむとは別居している。ただし、毎週会っているのでれいむもちぇんも子供達も幸せそうだ。 もう一匹の子供はれいむ種だ。しかし、れいむ種であることは彼女にとって苦痛だった。 彼女は生まれながらにして子を成す能力を持たない。 ぺにぺにを使ってもも、まむまむ使っても、すーりすーりを行っても、何をしたっておちびちゃんは生まれなかった。 れいむ種は子育てを生き甲斐にして日々を過ごす。己のアイデンティティを喪失した日々はどれだけ苦痛なのか? 赤ゆっくりから子ゆっくりになる頃、里子に出す前に連れて行った健康診断で、その事実は判明した。 長女であった心優しい彼女は、その日から妹達に当り散らす乱暴な姉へと豹変した。 乱暴にもみ上げを振り回し、妹達に八つ当たりで何度もぷくーっをしていた。 れいむはもちろん止めた。子ゆっくりごときの力では成体であったれいむには逆らえない。 押さえつけられてもなお彼女は暴れる。「どうしてこんなことするの?」というれいむの問いに対して、彼女―ふくれいむは 「おま゛えがこんにゃふうに゛うんだがらだぁぁぁぁ!!!げずなばばぁはじねぇぇぇ!!!」 と酷く罵った。そのとき偶然帰宅した俺が見た、あのれいむの悲しそうな表情は決して忘れることはないだろう。 何度も癇癪を起こすふくれいむと、れいむは何度も向き合った。どれだけ罵倒されても。どれだけ暴力を受けても。 ふくれいむも結局里子に出したのだが、最後までれいむはふくれいむのことを心配していた。 彼女の飼い主には連絡をした。飼い主の方は行くつもりだが、ふくれいむが葬式に来るかは彼女次第だと、彼は言っていた。 ふくれいむは来てくれるのだろうか? クイクイ ズボンの裾を誰かが引っ張る。若干力加減が分かってないこの引っ張り方は・・・ 「ひさしぶりだよ・・・おかあさんのおにいさん・・・。」 「ふくれいむ・・・。元気だったか?」 「いまのおにいさんはとってもゆっくりしてるから、れいむはとってもゆっくりしてるよ。」 れいむは元気といったが表情は曇っている。そういえばさっきれいむのことを・・・ 「なぁ、ふくれいむ。いまおかあさんっていったよな?」 「ゆっくりいったよ・・・。」 ふくれいむは里子に出す最後の日もれいむのことをばばあと罵っていた。そんなふくれいむが無き母のことを呼んだ。 「・・・・・・母親のこと、もういいのか?」 「・・・いいもなにも・・・。れいむがまちがっていたんだよ・・・。 おにいさんからきいたよ。おちびちゃんをうめないでゆっくりしてないゆっくりだったれいむのことを おにいさんにひきとってもらうために、おかあさんがなんどもなんども、おかあさんのおにいさんとたのみにいったことを。」 「おにいさんからきいたよ。いつだっておかあさんはれいむのことをきにかけてくれていたって・・・。 な゛のに・・・なの゛に゛・・・。れ゛いむ゛は・・・れ゛いむ゛は゛・・・!!!」 下唇を噛み、必死に涙を堪えるふくれいむ。後悔の念がひしひしと伝わってくる。 そうだ、誰だって喧嘩別れはしたくない。 「ふくれいむ」 「・・・ゆ?」 「安心しろ。ふくれいむのかあちゃんはいつだってふくれいむを信じていたよ。 れいむはな、お前をゲスなのかと疑った俺に対してこう言ったんだ。『おちびちゃんにひどいことしないでね! おちびちゃんもすきでああなったわけじゃないからね!!!きっと、ゆっくりできなくてつらくなったんだよ!!!れいむがはげましてあげるから おちびちゃんとれいむのことをしんじてね!!!おねがいします!おにいさん!!!』ってね。 どんなにお前が罵倒しても、れいむにはそれが祈りの声に聞こえた。 どんなに暴力で訴えようとも、れいむはそれがSOSだと感じ取った。いつだってれいむはお前の苦しみを分かろうとしていたよ。」 「そして、今やっと気持ちの整理が付いたわけだ。ゆん生最大といってもいい難題に立ち向かった娘を、れいむはきっとあの世で誇っているだろうな」 「ゆん・・・・。あじがどう・・・おかあじゃんのおに゛いざん・・・」 「どういたしまして」 「じゃあ、れいむはおにいざんのところにいぐね・・・」 れいむはのそのそと這って進む。跳ねるような気分ではないのだろう。 さて、そろそろ始まるな。 ―午後18時頃 ちぇんの飼い主が葬儀の10分前に到着した。忙しい方なので来れたことが奇跡だった。 葬儀は家族葬であり、あまり大きな部屋を使うことはない。人間が4人。ゆっくりが9匹とごく少数で行われるためだ。 祭壇が既に出来上がっている。れいむの遺影の周りには菊の花が添えられている。ゆっくりは花が大好きだ。れいむも喜んでくれるだろう。 れいむが生前好きであったお菓子がいくつも並べられている。俺が御供えしたものの他にもいくつかれいむの大好物がある。 オレンジジュース、コーンフレーク、ショートケーキ、ノースマンなど色々なものがある。 立てられた線香からはいい匂いがする。用いられる線香は一般的に使われる杉線香ではなく、甘い匂いのする匂い線香である。 ゆっくりは一般的に杉線香の匂いを好まないためである。彼らの世界観に合わせてあまあまの香りが充満していた。 葬儀に参った人、ゆっくりは皆着席している。 司会のゆっくりしょうが、厳かな雰囲気の中の開式の辞を始める。 「ただいまより、ゆっくりれいむさんのごそうぎっをはじめさせていただきます!」 「では、どっきょうっ!をはじめたいとおもいますっ!どうし、びゃくれんさまおねがいします!!!」 「なむさん!ではゆっくりどっきょうっ!をはじめます!なむさん!」 ゆっくりとお経を唱えるびゃくれん。お経とは言うものの、びゃくれんの読むお経は人間の葬式で読まれるお経ではない。 漢字だらけの意味のつながりがよく分からない呪文を聞いたところで、ゆっくり達が安心してあの世に行ける訳じゃない。 それぐらいならば、ゆっくりの分かる言葉を、ゆっくりが有難がるびゃくれんにゆっくり出来るように読んでもらったほうがいい。 そういった考えで、ゆっくりのための読経は生まれた。あまあま、ゆっくりぷれいす、けっかいっ、しんっこんっなど ゆっくり達がよく聞く言葉で、そのお経は書き綴られていた。俺には全く意味の分からない言葉だが、れいむがあの世でゆっくりするためのものなので気にしない。 じっと座り、お経を聞いていたわされいむが、ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・と泣き出した。 れいむの遺影を見て、悲しみがこみ上げてきたのだろう。何も言わずハンカチを差し出す。わされいむはハンカチに顔を埋める。 葬儀をちゃんと終わらせるため、この雰囲気を壊さないため、ゆっくりという空気を読めない種族であるにもかかわらず、わされいむは必死に耐えていた。 長い読経が終わる。 お経を読み終えたびゃくれんはこちらを向いて、位牌を持ち、装重な雰囲気を出しながら言う。 「ゆっくりれいむさんのかいっみょう!はたくっさん!ぼせいゆっくりれいむながながです!なむさん!」 かいっみょう。これはいわゆる戒名のことを指す。ゆっくりにも死後の名前をつけようということらしい。 「このたくっさん!というぶぶんは、かいぬしさんをたくっさんゆっくりさせることができたといういみです。なむさん!」 もちろんだ。れいむは俺に多くのことを残してくれた。感謝してもし足りない。 「このぼせいというぶぶんは、おちびちゃんたちのことをだいいちにかんがえた、しんのぼせいをもったゆっくりであるといういみです。なむさん!」 れいむの子供たちが頷く。彼女達皆がれいむの愛に包まれて健やかに育った。 「ゆっくりれいむというぶぶんはれいむさんがゆっくりれいむであったことのしょうめいです。なむさん!」 「そして、ながながというのはれいむさんはながくいき、おおくのものたちとであい、おおくのしあわせーっをもたらしたゆっくりであるといういみです。なむさん!」 ここにいる皆が全て頷く。そうだ、れいむがいなかったら俺達は全くの他人、他ゆんであった。れいむはみんなと繋がっている。 これが最後の作業になる。 れいむとお別れしなければならない。 木箱の棺に入れられたれいむをみんなでのぞき込む。 幸せそうに笑っているれいむはもう二度と動くことはない。受け入れたはずの現実は、俺をしつこく攻め立てる。 動悸が早くなる。焦点が合わなくなる。今になってれいむを失った悲しさがどんどんどんどん溢れ出てくる。 気分が悪くなり、しゃがんだ俺をわされいむが涙を溜めた双眸で、必死に曲線を描いて笑顔を作る。 まりさも俺のことを心配そうに見つめる。ふくれいむはじっと俺のほうを見て、コクリ頷く。 わされいむは言う。 「おにいさん、ゆっくりおかあさんをみおくろう」 れいむの面影がある、れいむの子供達の母への愛と強い意志を目の当たりにして、 「そうだな、ゆっくり・・・そしてしっかりと見送ろう」 この葬式においての遺体の処理方法は食葬である。 れいむの体を毟り、饅頭となったれいむを食す。食したら少しずつ棺の中に清められた餡子を詰めていく。 葬儀に参加したもの全員でれいむを食べ、れいむを思い出し、れいむを忘れないように心に刻む。 「む゛ーちゃ!む゛ーちゃ!」 「むーぢゃ゛!むーぢゃ゛!」 「むーじゃ!!むーじゃ!!」 れいむの餡子を食べる子供達は誰も幸せとは言わない。 母の一部を少しでも感じ取れるように必死で喰らう。最期の繋がりを逃さないように。 俺もれいむを喰らう。一口、二口とれいむを口に含むたび、楽しかった思い出、辛かった思い出、れいむと過ごした日々が浮かび上がる。 飼育ケースから初めて出たれいむに、ボールを与えたときのこと。 何時に無くはしゃぐれいむを見て、つい調子に乗った俺がれいむをボールに乗せて怪我をさせてしまったこと。 生まれて初めての他ゆんに緊張しているれいむをリラックスさせようと、キタキタ踊りを踊ったら場が白けてしまい逆効果だったこと。 でも、その話題のおかげでれいむはけっこんっ!することができたんだ。 我が家で行われたけっこんっしきの事は今でも忘れない。近所の飼いゆっくりを入れるだけ入れて、やったから、足の踏み場もなくなってたな。 れいむと番のまりさにナイフを持たせて、れいむとまりさを持ち上げて巨大ケーキを切ったのもいい思い出だ。 後で、実際には俺が切ったんじゃねえかという近所のぱちゅりーの指摘で、ショックを受けていた2匹の顔は本当に良い表情だった。 れいむ達の子供が生まれるときのことも忘れてないぞ。れいむが必死に息んでいたのに俺とまりさはずっと狼狽していたな。 れいむが赤ちゃんを受け止めてって俺らに言ったとき、テンパった俺達は何をしたんだっけ? 確か、おれはキャッチャーミットを持ってバッチコーイ!とかいった気がする。 まりさの方はゆっくりうけとめるのぜ!!!って言いながらティーカップを持ってきていた気がする。 何もあんな時にボケなくてもいいが、思い返せば本当に笑えるなぁ 子供達が生まれてすぐに、侵入してきた野良ゆっくりと戦って、まりさが永遠にゆっくりしちゃったことがあったな。 三日三晩悩んだれいむが俺に告げた言葉の重さが今になってやっと分かる 『れいむはしんぐるまさーじゃないよ!えいえんにゆっくりするまでまりさのつまだよ!!! それにれいむはおちびちゃんをひとりでそだてないよ!!!おにいさんといっしょにがんばるよ!!!よろしくおねがいします、おにいさん!!!』 母性の塊であるれいむ種が、一緒に育てるという言葉を発するということはどれくらいの重みをもっているのか。 れいむの子供達の生き様を見た今ならわかる。れいむは俺が思っている以上に俺を信頼していた。 俺もれいむが思っている以上にれいむを信じていたつもりだ。 れいむの体がリボンと中枢餡のみとなる。棺の中は餡子で満たされている。 「では、親族のゆっくりの方は前へいらしてください」 係りのゆっくりしょうが、れいむの子供達の前に三分割した中枢餡をおく。 別れの言葉を告げながら、中枢餡を食らっていく。 「おがぁじゃぁぁぁぁぁん!!!れいむ゛がんばるよぉぉぉぉ!!!」 「り゛っぱなおっとになるんだぜぇぇぇ!!!おどうざんみだいになる゛がらきたいじてぼしいんだぜぇぇ!!!」 「おがぁじゃんごべんねぇぇぇ!!!!れい゛む゛ぜっだい゛じあわ゛ぜになるよぉぉぉぉ!!!」 中枢餡を食べ終えた子供達は涙を流し叫び続ける。我慢し続けた思いが全て放たれる。 誰もそれを咎めない、最後はゆっくりなりの弔い方をしても別に構わないだろう。 「おにいさん、棺の中にこの花を」 しょうから渡されたのは紅色の菊、白色の菊の2輪であった。 れいむのリボンを棺のなかで敷き詰められた餡子の上におく。 棺の前に立ち、紅白の菊を棺の餡子に差し込んでいく。これが俺がする、飼いゆっくりとしてのれいむの弔い方だ。 れいうーしゃが現れる。建物に隣接している霊園にれいむの棺を送り届けるためだ。れいうーしゃにれいむの棺を渡す。 れいむだったものはもうリボンしか入っていないが、それでもれいむの棺だ。 俺達はれいうーしゃの後についていく。 れいむの墓に棺を入れる。棺はゆっくりの大きさに合わせたものであるので、お墓にある空洞に棺を入れる。 棺を入れたら空洞に蓋をする。これでれいむは安らかに眠れる。 ふくれいむはつぶやく 「おかあさん、ゆっくりねむってね・・・。」 今まで本当にありがとう。れいむのことは死ぬまで・・・、いや死んでも忘れないよ。 これからはれいむの家族と、俺のことを見守っていてくれ。 さようなら。 <おまけ> 「せんぱーい!知ってるっすか?知ってるっすか?」 「君のテンションが高い理由なら知らないよ。」 「ちがうっす!人気のあのペットショップのことっす。あの菊の花のマークがついてるっていうやつっす。」 「まぁ、一応はね。」 「友達のなかで話題になってるんっすよ!是非知りたいっす!」 「ふーん、あそこねぇ。いいとこだけど学生が行くようなとこじゃないよ。 ゆっくりの品質に関してはかなり上質なものばかり売ってるし。」 「自分は別にゆっくりを飼おうと思っているわけじゃないっす!あのマークがなんなのか知りたいだけっす!」 「はいはい、仕方ないなぁ。あのマークは餡統の良さを表しているんだよ。」 「餡統の良さを表すのに菊のマーク?なんか変っすね?」 「あの菊の花のマークはね、その餡統のゆっくり達に対して行われた葬儀の回数を表しているんだ。 ペットの葬式ってのはお金がかかるだろう?それを敢えてやってもらえるようなゆっくりは、飼い主をゆっくりさせたといっても過言ではない。 そういう判断から葬式の数を餡統の指標として使っているんだ。」 「ふーん・・それって当てになるんだかわかんないっすよね?」 「まあね。普通の餡統表も当てにならないから、人によってはこっちを重視するんだよ。」 「そんなもんっすかねぇ。」 「そんなもんだよ。人は歴史をありがたがるから」 <あとがき> 前回は愛でよりHENTAIが前面に出てしまったので今回はちゃんとした愛で作品です。 にしても真面目な物語を書くのは意外と難しいですね。ところどころボケやギャグを入れたくなる衝動に駆られました。 今作品に関係ない話ですが、 のすたるじあき様、挿絵ありがとうございました。 かわいいみすちーの絵も含めてとてもゆっくりさせていただきました。ありがとうございます! 後書きはこれくらいにして・・・ 以上シリアスを書くと筆が遅くなるドナルドあきでした。 菊の花言葉は・・・? 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 948 ゆくドナルド ふたば系ゆっくりいじめ 1045 ゆくドナルド2 ふたば系ゆっくりいじめ 1182 れいむと・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 1262 豆れみりゃとこうまかん ふたば系ゆっくりいじめ 1273 ゆくドナルド3 ふたば系ゆっくりいじめ 1282 お前のゆん生30点 ふたば系ゆっくりいじめ 1309 幸福マスベ 挿絵 by車田あき このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 10作品未満作者用感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1348 餡子に捧ぐは菊の花』 トップページに戻る
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2012年大津いじめ問題 加害生徒の母親が荒げた声に校長たじろいだ 2013年校長室で手首切る…PTA役員の女、包丁所持容疑で逮捕 2014年着服 市立中教頭がPTA会費34万円 大津市教委、告発検討 /滋賀 「消費者金融の借金返済に使った」 中学教頭がPTA会費を流用 大津 酒酔い運転直前、PTA副会長2人と飲酒 逮捕の秋田県立高教諭 PTA会費でうちわやランチ…納得いかない?使い道 2012年 大津いじめ問題 加害生徒の母親が荒げた声に校長たじろいだ 2013年 校長室で手首切る…PTA役員の女、包丁所持容疑で逮捕 2014年 着服 市立中教頭がPTA会費34万円 大津市教委、告発検討 /滋賀 「消費者金融の借金返済に使った」 中学教頭がPTA会費を流用 大津 酒酔い運転直前、PTA副会長2人と飲酒 逮捕の秋田県立高教諭 PTA会費でうちわやランチ…納得いかない?使い道
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人里から離れた森の中、あるゆっくり一家がいました。 まりさとゆちゅりーの夫婦に、二匹ずつの子供達です。 「じゃ、いってくるね」 「むきゅ、きをつけてね」 「わかってるよ。ぱちゅこそこどもたちのめんどうをおねがいね」 「こっちはだいじょうぶだからはやくかえってきてね」 「おとうしゃんがんばってね~」 「ごひゃんまっちぇるからね~」 「いってらっしゃ~い」 「きをちゅけてね~」 「まかせてね!!」 何時ものように子供達はご飯を取りに行く親まりさを見送って、親ゆちゅりーは安全な巣の中へ子供達を入れて世話をします。 それがこのゆっくり達にとっての日常なのです。 いつものように適当に餌を集め帽子の中へ入れていく親まりさ。 大きいまりさの帽子ですが、この森には食べられるものが沢山ある為すぐに帽子の中は一杯になってしまいます。 一杯になったらご飯集めは終わりですが、すぐには帰りません。 必ず寄らなければならない場所があったのです。 まりさが来たのは巣の近くにある川でした。 川へ着いたまりさは帽子を外し、中に入っていたご馳走である百足を銜えて川へ投げ入れます。 投げ入れた後、まりさは静かに目を閉じて昔の事を思い出します。 昔、まだまりさがゆちゅりーよりも大好きだったれいむが生きていた頃です。 普段仲の良い三匹ですが、まりさはれいむに恋をしていました。 やんちゃな自分にいつも付き合ってくれたれいむ。 怪我をした自分を家族の元まで運んでくれたれいむ。 ゆちゅりーも一緒にいたけれど、それでもまりさはれいむが好きでした。 ですが、れいむは死んでしまいました。 3匹で水を飲みにこの川へ来たときに、れいむはうっかり川へ落ちてしまったのです。 帽子に乗ってまりさも必死に追いかけましたが、残念ながら追いつく事が出来ませんでした。 そして、れいむはまりさの元から永遠にいなくなってしまったのです。 まりさは落ち込みました。 なんでもっと早く漕げなかったのか。 なんで自分ではなくれいむが落ちたのか。 過ぎた事を悔やんでも意味はないと分かっていても、まりさは悔やむ事を止める事はできませんでした。 本当にまりさはれいむが好きだったのです。 何も食べず、飢えて死ぬことをまりさは選びましたが… それは許されません。 いつも一緒だったゆちゅりーが、弱い体に鞭打って食べ物を運んでくれたのです。 何度もまりさが拒んでも、ゆちゅりーは食べ物を運ぶのをやめませんでした。 例え食べなかったとしても、ゆちゅりーによって無理やり食べさせられました。 ゆちゅりーの手で生かされることで、あれ程死のうと思っていたまりさの思いは簡単に薄れてしまいました。 いなくなってしまったれいむよりも、今いるゆちゅりーを大切にする事を決めました。 二人はすぐに一緒に住むことを決め、子供も作りました。 でも、まりさはれいむの事を忘れたわけではありません。 今も食べ物を集め終えると、お供え物として手に入れた食べ物の中から一番のご馳走を川へ投げ込むのです。 今日もまりさはれいむの事を思い出します。 大好きだったれいむの声、笑顔、もう見る事も聴く事もできないれいむの姿を思い浮かべます。 でも、今日は違いました。 「まりさ… おきてまりさ…」 目を閉じていたまりさにれいむの声が聴こえてきたのです。 慌てて飛び起きようとしましたが、何かに押さえつけられているのか動くことも目を開けることもできません。 「れいむなの!? いきてたんだね!! まりさはれいむがいきててうれしいよ!!」 まりさは唯一動かせる口で、れいむが生きていた喜びを精一杯伝えます。 「まりさ、ごめんね… れいむはもうしんじゃったんだよ…」 「うそだよ!! まりさにはちゃんとれいむのこえがきこえるよ!!」 「うそじゃないよ… れいむはほんとうにしんじゃったんだよ…」 「うそだうそだうそだ!! うそをつくれいむはまりさはきらいだよ!!」 「いいよ、きらって。れいむはまりさにきらいになってほしくてきたんだから」 「え?」 突然のれいむの言葉にまりさは驚きました。『きらいになってほしくてきた』、れいむが何でそんなこと言ったのか分からなかったのです。 「あのね、れいむはもういないから… れいむをわすれてまりさはぱちゅとのこどもたちをたいせつにしてあげてね」 「やだよ!! まりさはれいむがすきなんだもん!!」 「でも、もうれいむはそばにいられないんだよ。だから、まりさはそばにいるぱちゅとこどもたちのそばにいなきゃだめだよ…」 「なんでぞんなごどいうの!! ぞんながなじいごといっだらやだよ!!」 「ごめんね… もうおわかれだからね…」 まりさには分かりました。れいむの声が徐々に離れていくことを。そして、この声が聴こえなくなったられいむにはもう会えないのだと… 「れいむうううううううううううううううううう!!!! いっじゃだめだよおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「じゃあね、まりさ… ぱちゅたちをたいせつにね…」 「だめだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 まりさが叫びます。れいむと一緒にいたいから… ですが、その思いは叶いません。 目を開けられるようになった時にはれいむの姿はどこにもなく、日が沈んで薄暗くなってきた森だけがまりさの目に映りました。 まりさは諦めて餌を持って巣へ帰りました。れいむの言葉を心の中で繰り返しながら… 巣へ帰ったまりさを、ゆちゅりーが出迎えます。いつもは日が沈む前に帰ってくるのに、帰りが遅いから不安だったのです。 「まりさ、おそかったけどだいじょうぶ?」 「だいじょうぶだよ… ごはんはちゃんとあるから、みんなでたべてね…」 「まりさはどうするの?」 「ちょっとかんがえたいことがあるからさきにやすむね…」 そう言ってまりさは巣の奥へ行ってしまいました。 ゆちゅりーは心配でしたが、子供達の世話があったのでまりさを放っておくことにしました。 まりさがまだれいむを忘れられていないことを知っていましたし、毎日まりさがれいむの亡くなった場所に行っていることも知っていたからです。 偶々れいむの事を思い出してナイーブになっているのだろうと、ゆちゅりーは判断しました。 「おかあしゃんごはん~」 「はやくちょうだ~い」 「むきゅ、いまあげるからね~」 とにかく今は子供達の世話をするのが肝心なのだから。 夜遅く、ゆちゅりーはまりさに圧し掛かられて起きました。 「だめよまりさ、こどもたちはまだちいさいからもうすこしおおきくなってからじゃなきゃ…」 こんな時間にする事といえば、子供を作ることしかないとゆちゅりーは思いました。 でも、まだ巣には小さな子供しかいませんし、これ以上増えては自分だけで世話をするのは厳しいと思いまりさを窘めます。 ですが、まりさはゆちゅりーに圧し掛かるのを止めません。 それどころか、徐々に力を込めていきます。 「むきゅ!! まりさいいかげんにしてね!! ぱちゅだっておこるよ!!」 止める気のないまりさにゆちゅりーは大きな声を出して注意します。 しかし、それでもまりさはやっぱり止めません。 まだまだ力を込め続けて、ゆちゅりーの薄い皮も段々裂けて中のクリームが漏れていきます。 「むぎゅううううううううううう!!!! やべでええええええええええええ!!!!」 皮が裂けてしまえばゆっくりは死んでしまう。ゆちゅりーはまりさに必死に懇願するが、まりさは止めようとしなかった。 「ねえ、ぱちゅりー… きょうまりさはれいむにあったんだよ?」 「む、むぎゅうううううううううう?」 これ以上皮を破かせないために必死に体を膨らませているゆちゅりーにまりさは話しかけた。 「れいむはね、ぱちゅとこどもたちといっしょにいてあげてっていったんだよ…」 まりさの言葉をゆちゅりーは理解することができなかった。何故なられいむはもう死んでいるから会えるわけがない。 そう、ゆちゅりーがれいむを川へ突き落としたのだから。 ゆちゅりーが大好きなまりさはれいむの事が好きだった。だから、ゆちゅりーは水を飲んでいるれいむを川へ突き落としたのだ。 後は弱ったまりさを世話すれば、思ったとおりにまりさと一緒になることができた。 今もまだれいむを想うのは不快だったが、同時に仕方ないとも思っていた。 だが、まさかこんな事になるなんて… 亡くなったれいむをまりさがこんなにも想っていただなんて… 「れ、れいむはしんだのよ!! まりさはゆめをみたのよ!!」 「ううん、あれはほんとうにれいむだったよ。だから、まりさはれいむといっしょにいたいから…」 まりさが視線を動かしたので、ゆちゅりーもそちらを向く。 そこには、4匹の子供達の、残骸があった… 「だからね、みんなころしたんだよ」 まりさが跳ねる姿はゆちゅりーの目には映らなかった。 ゆちゅりーの目に映るのは、潰れた4匹の子供達だった… 「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「れいむ、まっててね!!」 ゆちゅりーと子供達を潰したまりさは川を目指していた。 「すぐいくからね!! だからまっててね!!」 何度も転んでも、すぐに起き上がって飛び跳ねる 「れいむ、いまいくよ!!」 川へ辿り着いたまりさは躊躇わずに飛び込んだ。 水に揉まれながら川に流されていくまりさ。 次第に皮はふやけ、溶け出した餡子を啄ばむ為に魚が群がりだす。 だが、まりさは微笑んでいた。 これでやっとれいむに会えると… 森の中、一人の人間と、それに抱えられる1匹のゆっくりがいた。 ゆっくりは悲しそうな顔をしているが、だけどどこか晴れ晴れともしている顔だった。 「なあ、これで良かったのか?」 人間がゆっくりに声を掛ける。 「おにいさん、これでいいんだよ… れいむはふたりともだいすきだから、まりさはもうれいむをわすれてぱちゅりーとしあわせにならなきゃだめなんだよ…」 「そっか…」 このれいむはまりさが大好きで、ゆちゅりーが川へ突き落としたれいむだった。 川へ突き落とされたれいむは、幸いにも魚に食べられる前に偶々釣りをしていたこの人間の手で釣られたのだ。 皮が釣り針で破れてしまったので、治療の為に森へ帰るのが遅くなってしまった。 だが、森へ帰ったれいむは見てしまった。つがいになった2匹と、いまだに自分を引きずっているまりさをだ。 今自分が2匹の前へ出て行ってしまったら、この二匹の関係はきっと崩れてしまう。 だから、人間に手伝ってもらってまりさと別れの挨拶をしてきた。 これでもう、まりさは自分を忘れてぱちゅりーと幸せに暮らすだろう… それは大変喜ばしい事なのだが、忘れ去られてしまうと思うと悲しかった。 でも、これで良かったのだ。 2匹にとって自分はもう死んだゆっくりで、お兄さんの言葉に甘えて自分はこのお兄さんと一緒に暮らさせてもらえばいい。 これで良かったのだ… 「家帰ったらさ、パーティーしようか?」 人間が口を開いた。 「お前はもう俺の家の一員なんだからさ、もうあの2匹は忘れてお前は新しく生きていけばいい」 「おにいさん、ありがとね…」 人間の言葉を嬉しく思い、堪えていた涙が零れだす。 「れいむね、いっしょうけんめいべんきょうして、おにいさんのためにりっぱなかいゆっくりになるよ!!」 「ああ、応援するからな」 今はまだ2匹を忘れることはできないけど、お兄さんの為に頑張ればいつか忘れることはできる。 忘れるという事は卑怯な事かもしれないけど、れいむは少しでも早くあの2匹の事を忘れたかった。 忘れることができれば、心の底から祝う事のできないこの醜い思いも忘れることができるのだから… こんな駄文を最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。本当にお目汚し失礼!! 書いた作品 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた ゆっくりいじめ系571 みんなで食べよう ゆっくりいじめ系572 きめぇ丸その後 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス fuku2010 このSSに感想を付ける